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【酒蔵見学/豊国酒造】人口1万5千人の町から世界へ

どうも!
三度の飯より酒が好きなウージーです!

緊急事態宣言前に福島県会津坂下町にある「豊国酒造」に酒蔵見学に行ってきましたので、記録しておきたいと思います。
ちなみに会津坂下町は僕の出身地でもあります。

実はこの豊国酒造には2年ほど前にも見学させていただいたことがあり、それ以来の訪問です。
ワクワク!!

シャンパンと同じ製法のスパークリング日本酒

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「世界を目指す。」
こう力強く言ったのは、6代目の功嗣さん。
蔵に戻ってまだ3年目の若手蔵元です。

現在は5代目の禎也さんと二人三脚で酒造りを行っています。
酒蔵に戻ってくるまでは、普通にサラリーマンとして働いていて、酒造りとは無縁だったそうです。
なので、酒蔵に戻ってきてからは酒造りに関しては全くの素人で一生懸命勉強したようです。
酒造りにも慣れてきて、今年から功嗣さんが造った日本酒もリリースされるんだどか!
楽しみですね!

この豊国酒造はシャンパンと同じ瓶内2次発酵という製法で造られたスパークリング日本酒を造っています。
世界の乾杯シーンでシャンパンやスパークリングワインと肩を並べてスパークリング日本酒が飲まれるようになることを目指して活動している「awa酒協会」というのがあるのですが、
その「awa酒」に登録されている日本酒です。

このスパークリング日本酒を筆頭に世界を目指していきたい!と
力強く仰っていました。
僕の地元でもある人口が約1万5千人の小さな会津坂下町から世界を目指していく酒蔵があるのはすごく誇りです。
そこに少しでもお手伝いできれば嬉しいな〜と思います。

ちなみにですが、この会津坂下町には
幻の名酒「飛露喜」を造っている廣木酒造と「天明」が有名な曙酒造もあり、三度の飯より酒が好きな僕にとっては幸せこの上ないです!
余談でした。

「手造り」にこだわる

豊国酒造の特徴として「手造り」があります。
色々と日本酒造りについてのお話を聞いていて、一番盛り上がったのが
「浸漬」の話。
浸漬とは、日本酒の原料である米を精米した後に、米を洗って水に浸して水分を吸わせる作業のこと。
多くの酒蔵ではこの工程に関しては機械を使って行われています。
最近は変わりつつありますが、日本酒は寒い冬の時期に造られることがほとんどです。
なので、米を寒い冬の中で洗ったりするのはすごい大変です。お米も数百キロ単位で使うので、同じ作業を何回も繰り返さないといけません。

これを豊国酒造は昔ながらのやり方で、手作業で行います。
これを功嗣さんは死ぬほど大変だとおっしゃっていました。
その話を隣で聞いていた5代目の禎也さんは
「血圧が上がってしまうから私はもうやりません」とのこと。
その代わり、タイムキーパーを頑張る!
タイムキーパーも浸漬の作業においてとても大事な役割です!
どのぐらいの時間、米を水に漬けるか。
これによって米への吸水率が変わってきますので。

浸漬意外にも瓶詰めやラベル貼りも手作業で行われています。
1本1本丁寧に造られた日本酒。ぜひ、一度飲んでみてください!

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