2024年9月のよんだ みた きいた
9月は劇的な1ヶ月だった。
今後数年間を象徴するであろう場が、いよいよ本格的にはじまった。それとは別に、もしかしたら一生に一度だぞという仕事の芽も動いた。
子供達はすくすくと育ち、ワークショップやお稽古、地域のイベントにも積極的に参加した。
最終週のある平日朝、電車に乗ろうとしたら、足がすくみ急に腹痛に襲われてしまった。こういう時に限って駅のトイレは全然空かない。みんなもっとサクサクと済ましてほしい。その日は全ての予定をキャンセルして家に戻った。
充実しているはずなのに、どこか心と身体がそれを拒否しているような感覚。さっきも急な腹痛に襲われた。これは一体何を表しているんだろうか。
よんだ
福原義春/教養読書―仕事も人生も読む本で大きく変わる
8月に続いて、福原さんの本を続けて読んでいる。この本もなかなか面白かった。紹介されていた本を続けて読んでみたい。まだ世の中が教養教養言う前に発売された本なので、教養、という言葉に対しての脅迫度が上品。
長谷川町子/サザエさんうちあけ話
先日桜新町にある長谷川町子記念館・美術館に行った。グッズのデザインがとても素晴らしく色々買い込んでいたらとんでもない金額になったのだが、個人的に一番買って良かったと思ったのがこの本。
自分の人生を振り返る手段を、自分が一番得意とするもので実現する。これが文章の人もいれば、漫画の人もいる。建築なのか、音楽なのか、さまざまな方法でみなそれをやっている。大きな価値がある本。
みた
THE FIRST SLAM DUNK
今まではPrime VideoとAppleTVで乗り切っていたが、「地面師たち」が見たくてNetflixに加入した途端、Netflixでしか見れないものを見る、というパターン。
続編とかあるんですかね。ないかな。
トークサバイバー ラストオブラフ
眠れない夜や疲れてどうしようもない帰り道に見た。面白いか?と言われればそんなに面白くない気がする。自分でもびっくりなのだが、ニューヨークが好きかもしれない。
Gen Hoshino Concert Recollections 2015-2023
星野源の海外進出に備えた、コンパクトなライブ映像。これを見ていて、星野源がやろうとしていることの巨大さに打ちのめされる。10年以上前に、mona recordsで弾き語りを見た時は100人もいなかった。それが東京ドーム5万人を沸かせている。音楽も、ちゃんと自己ベストを更新し続けている。信じられない。
対談 文化的コモンズと図書館 文化施設は交響圏になりえるか
面白かったか、と言われるとちょっと微妙だったと答えるかもしれない。聴講するには短く、交流するには物足りない。著者の佐々木さんにご挨拶できたことが唯一の収穫か。
きいた
NADA SURF /MOON MIRROR
ナダサーフを15年くらい聴き続けている。アメリカに留学していた時、「The Weight Is a Gift」をひたすら聴き続けていた。このアルバムがあったからこの頃を乗り切れた気さえする。
人生を形作る音楽に出会えたことは本当に奇跡のようなもので、そしてそのバンドが今も現役なのが素晴らしい。良いアルバムだった。
Sun Kil Moon and Amoeba /Sun Kil Moon and Amoeba
なんじゃこりゃ!というかっこよさ。独特の黒っぽさがあり、AMOEBAはアメリカのバンドかなと思ったらハンガリーだと言う。9月の小雨の寂寥感に、とても相性が良かった。2024年のベスト10に入りそう。
O Terno/<atras/alem>
たまたま見かけて、聞いてみたら最高じゃんと心躍った。この音楽が流れるホテルのラウンジがあったら通い詰めたい。
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