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2024年4月のよんだ みた きいた

1月に末っ子が生まれて、2月は育休を取り、3月は期末で死ぬ思いをし、4月は期首で大変なことばかりだった。ほうぼうの体で迎えた5月の大型連休も、アレよあれよという間に過ぎてしまった。その間に、庭の草刈りをし、あやめは三つ花を咲かせた。

まだ確証は持ててないことが(というかまだ信じてないことが)起き、そのことを通じて久しぶりに友人たちと連絡を取り合った。夜遅く、雨の降るコインランドリーの駐車場で、20分ほど電話で話した。

いま僕は、仕事と家庭の両面で自分が頑張れば頑張るだけ良い環境を作れる場所にいる。恵まれていると思うし、運もあった。そして、その分自分なりにだが頑張ってきたとも思う。

だが、それだけになりすぎてはいないだろうか、と今回のことでふと我に帰った。家族と仕事仲間と取引先とはよく顔を合わせているが、僕は友人と全然会えていない。生産性も効率もビジネスモデルからも遠く離れた、ただただ楽しいと思えるだけの時間。そういった時間を取り戻す必要がありそうだ。

お湯を注ぐだけのインスタントな自分時間ではなく、材料から揃えて調理するような自分時間が欲しい。一緒に音楽を聴きながら、めっちゃいいね、とか雑にいうだけの時間が欲しい。そういう場と機会を自分自身につくれないと、本当ではない気がする。

ということで、というか、4月も全然カルチャーに触れられずに終わってしまった。本を一冊も通読していない。危機的状況。気になる本はたくさんあり、たくさん買った。積読だけが溜まっていく。映画も新作は観れなかった。オッペンハイマーに備えてインターステラーとテネットを見返した。だが、映画館に行く時間は取れるのか?まだ劇場でやっている間に、なんとかしなければ。


きいた

「きいた」のゆるルール
・初めて聞いた/聴いたコンテンツであること
・購入orサブスクは気にしない
・心が動き数回繰り返して聴いていること

Vampire weekend/Only God Was Above Us

4月はこの作品をとにかくよく聴いた。大学生のころ、彼らの1stが出て以降、ずっと身近にいてくれている。この作品は前作のオーガニック感から少し離れ、バランス感とオフェンシブさがよく出ている。


Iron&Wine/Light Verse

アイアン・アンド・ワインもずーーーっと聴いている。シェパーズ・ドッグのリリースからなので、こちらも大学生の頃からか。そう考えると、僕の音楽変遷はそこで止まってしまっているのだろうかと不安になるが、自分なりのオールドタイムミュージックとして、こういった忙しい時期の安定剤になっているのかとも思う。

この新作は瑞々しくてよかった。新緑にとても似合う音楽。

5月に入り、少し気持ちも変わってきた。
人生のために生きようと思う。

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