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それでも、それでも。

グッドデザイン賞公式noteの記事「グッドデザイン賞受賞者に話を聞いてみた」という連載があります。

第一回は、2019年の大賞を受賞した富士フイルムの大野さん(この記事も面白かった!)。大野さんにご指名いただく形で、第二回に登場させていただきました。

大手を振って「さあどうぞ!」と言いづらいところですが、これをきっかけに、いつか箱根本箱や文喫に足を運んでくださる方が一人でもいてくれれば良いなと思います。

まずいまこの瞬間は、医療の最前線の方や社会インフラを守るために働いている方に頭が下がりますし、経済支援のためのアクションや新しいアイデアで社会を先導している方を尊敬します。僕はおろおろするばかりで、もともとの仕事を進めることで精一杯。

自分はこうした場面ですぐに動けるタイプではないことに気持ちが落ち込みつつも、いろいろ考えていることがあります。

「アフターコロナで社会はこう変わる!」という声をよく耳にします。でも、残念ながら、たいていの場面は変わらないかもしれません。

結局この一連の状況は「イレギュラー」として捉えられ、2~3年後すんなり「ビフォーコロナ」に戻ってしまうかもしれない。これからも、紙の契約書や請求書にハンコを押すために朝の満員電車に乗り続けるかもしれない。震災後に「節電」とあれだけ叫ばれたのに、いま夜の街が煌々と光っているように。

それでも、それでも。
今回のことがきっかけに、なにを変えることができて、変わらないことはなにか(もしくは、より価値を持つものはなにか)を考え実践できればと思っています。

このインタビューの後半、「”なくても生きていけるものを通じて、気持ちがうれしくなる場所や機会をつくること”が自分のテーマ」だと、のんきに語っています。僕の役割がいまこの瞬間に即効性がなくとも、いつかは自分の出番が来るはずだと信じ、おろおろしながらやるしかないぜ。

ここ一ヶ月ほど、何かを書こうと思っても、なかなか書き進めることができませんでしたが、今回の記事をきっかけになんとか書けてよかった。

記事自体は、コロナウイルスは関係ない、とても朗らかな内容です。テイクアウトのお弁当を食べながらなど、どこか息抜きする場面で読んでいただけるとうれしいです。

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