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八丈島①

旅程5月15日〜5月17日
宿泊地「八丈島パークホテル

腕ならしに、直近の旅行記をば記す……

出発

去年から2021年の1月に八丈島に行こうと漠然と計画していたものの、度重なるコロナの猛威を警戒し一旦延期していたのだが、、、しかし待てど暮らせどGoToキャンペーンの再開の見通しは立ちそうもないし、緊急事態宣言(3回目)まで発出されてしまった次第。

感染対策を徹底し、自分一人での渡航ということで、八丈島に2泊3日の旅程で向かった。

羽田空港からANAを利用しての移動、折角なので溜まりに溜まったマイルを使い実質タダの航空旅。思えばコロナ禍で期限を過ぎたマイルは期限を延長され、旅行をしていなくても飛行機を頻繁に使っていた頃のマイルが消えずにずっと残っている非常にオイシイ状況(このコロナ禍で期限切れなんて批判殺到だろうから当たり前ではある)

離島というと船か小型機で行くのが大体の常ではあるが、伊豆七島では唯一大手の航空会社ANAが乗り入れている為「離島に行く」という特別感が若干薄れるものの、大手航空会社の安全安心のサービスを受けられるし、言っても八丈島は伊豆七島の中では本州からも一番遠い島なのでジェット機でビュンっと飛んでくれるのは非常にありがたい。

40分ぐらいのフライト、本当にあっという間である。

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勿論ではあるが、コロナ禍で飛行機が減便されている、1日に2往復くらいしか無い、乗客が集中するのでそれなりに乗客がいた。

八丈島到着

離島の空港に降り立つとどこも大体そうだが、島民からのお迎えが多い。様々なプラカードを掲げて到着してきた私達に見せてくれる。自分は今回特に待ち合わせなどをしていないのでこの辺はスルーするわけなのだが「乗合釣船」だったり「ダイビング」だったり「民宿」だったり、(ああなるほどこの島ではこんなアクティビティがあるんだね)ってある程度のプロフィールをその場で確認することができる。興味が湧いたら突撃して話を聞きに行くのもありなのかもしれない。

島は本州よりも暑いかと思ったが未だそうでもない気温、湿気は高め。ホテルのチェックインは午後からだというのに欲張って朝の便で8:30には到着してしまった…チェックインの時間まで暇つぶしに次ぐ暇つぶしである。

南国らしい景色を見ながらひとまず街の中心部にある空港から徒歩で八重根港へ、とにかく初めて訪れた場所は歩き倒す

僕のモットー、毎回こうなる。

島民はほとんど出歩いていない、もちろん不要不急の外出の自粛がこの島にもされているからではあるが寂しいものだ。(車通りはそれなりにある)ひたすら歩くこと30分ほどで八重根港に到着、火山島の浜辺の黒い溶岩のゴツゴツはワイルドさがあって良い、伊豆七島はだいたいどの島もこんな感じだが「伊豆七島に来たな」って実感が持てる。

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遠方に見える八丈小島の堂々とした佇まいを観ながら海岸沿いを歩く。このあたり一面は八丈富士という山が噴火したときに流れ出た溶岩でできている場所。今回お世話になる八丈島パークホテルもあるのだが、別荘地や農場のようなものはあれど、商店や住居はほぼ無い。さながら自然公園のような風景がずっと続いている。

10キロ近い荷物を背負ってかなり長い時間放浪し続けた。今後の活動のことを考えるとよせば良かったものを、探索心を抑えることができなかった。気づけば疲労困憊状態。そんな折。独りぼっちでトボトボ歩いていると道端にうごめく影をみた。「猫かなんかか」と一瞬思ったがすぐに違うと悟った

金色の毛、長い胴体、フサフサの尻尾の「イタチ」だった。

これまでの人生であまりイタチとの遭遇経験が無かったのだが「なぜここにイタチがいるのか」という疑問は、神津島を訪れた際に何時何処のタイミングかは忘れたが離島のヘビ駆除目的で島に意図的に入れたものが繁殖して増えたみたいな話を聞いたなーと、イタチを目撃したことでフラッシュバックした。素晴らしきムダ知識。

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チェックイン時間になったので八丈島パークホテルへ。

趣のある…昭和レトロ極まった旅館ホテル。優しそうなマスターと奥さんにお出迎えされ、ひとしきり施設の説明を受け、一旦部屋に荷物を置きに行く。もうこの時点でクタクタだし、結局汗だくだしでもうこのまま休息を取ろうかとも思ったのだが… 

…のんびりはしていられなかった、何故なら3日間の旅程で「晴」の日は初日しか無かったのである。天気のいいタイミングでやっておきたいことがあった。八丈富士登山である。

八丈富士登山

八丈島には代表的な山が2つある。三原山と八丈富士である。島民の間では三原山を「東山」八丈富士を「西山」と呼ぶらしい。どちらの山も登山可能だが八丈島で有名な方の山としては八丈富士だろう。

整った美しい外観、何やら山の中腹には牧場があるんだとか。登山は断然天候の良いタイミングで行くのが吉なので晴れてるうちに登らなければならない、しかしもう疲労度は60%果たして無事に登山できるのか…

次回、八丈富士登山編へ続く…

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