まとめることについて

Twitterで若者のせいというのがトレンド入りしていた。

コロナウイルスの感染拡大に症状の軽い若者が一役買っているという文脈のようだ。

マクロ的な視点でいくと我々若者世代からすればこれからどんどん増えていく高齢者の生活を支える為に色々と納めている訳で、合理性だけを追求するならコロナが大流行して老人の数が減れば多少未来が明るくなるのかもしれない。

こんなことを書くと危険思想の持ち主と言われるかもしれないが、倫理的に問題はあれど論理的には正しいのではないかと思う。

一方でミクロな視点でいくとコロナにかかって重症化してしまう人に自分の両親や祖父母も含まれる可能性がある。両親・祖父母の死などもちろん望んではいない。

要するに何が言いたいかというと、若者とか老人とか抽象的な言葉で無理やりカテゴライズする事で対立構造が煽られているのではないか。ということだ。

時事ネタが多いので同じ論調の話が増えてしまい恐縮(誰に…)だが、若者は危険だから近寄るな!とか老人は日本のお荷物!みたいな捉え方の先の行動はろくなものではないと思う。

現に「若者」とカテゴライズされた不特定多数はいい気分ではないのが件のトレンド入りの要因だろう。

まとめることは情報伝達を行う上で役に立つが、まとめる過程で省略されていることは何か。メディアが間違っているのならばあなたはなにが正しいと思うのか。

個人がメディア化して久しいが、結局のところ個人は個人の単位で目の届く範囲がどうなるのかを考えることが大事ではないかと思う。


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