在宅日記day5

小売を営むクライアントはどこも危機的な状況だ。

ボスはコロナ明けの見込みを作ろうとあーだこーだ言ってくる。

未来に向けた投資よりも目の前をどう耐えるのかということで一生懸命なクライアントにピントのズレた提案を持って行くのは耐えがたい。

今我々は何を提案すべきなのか、何を売るべきなのか。ECでなんとか店舗の分を挽回できるような販促施策、店舗の浮いた人材を活用できるようなCS窓口の構築…

色々と具体的なところに目を向けて考えていたが、今私たちB2Bの営業マンが売るべきものは恩なのではなかろうかと思い至る。

個人的にはこれが一番しっくりくる。
お互い支えあって、乗り切ろうよで良いじゃない。

もしかしたら、仇で返されることも余計なお世話と思われることもあるかもしれないが、弱ったところにあれ買えこれ買えってよりもそっちの方がずっと良い。

見返りなんて気にしないで、まずはクライアントを守るためにできることをアクションする。

こういう甘っちょろさがあるから営業としては大成しないんだろうな、と自分でも思うが私は私の理想を追いかけたい。