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Design is who for?

「世界に通じるデザインを、誰にでも分かるデザインを」と叫ばれ始め、いわゆる「ユニバーサルデザイン」と呼ばれるような風潮のデザインが主流になって、もう何年経つんだろう?

果たして、本当の意味での「ユニバーサルデザイン」って何?

ボクが16歳の時、その存在を初めて知ったアクリル絵具の王者「リキテックス」。それまで使っていた水彩絵の具より値段も一段上で、パッケージデザインが放つ「オトナ」の雰囲気も「おい小僧、お前にオレが使いこなせるのか?」と威嚇されているようで、簡単には手の出ない代物だった。

久しぶりに絵具箱の中から出した36年モノのリキテックスは中身も死んでいなければ、パッケージデザインも死んでいなかった。

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きっと当時のデザイナーは、ユニバーサルデザインなんて概念も意識していなければ、会社の方針としても押し付けられていないだろう。

そういう「今、ここにいる俺のデザインこそが世界一だ」という矜恃こそが極東の一人の少年の心に響き、今もなお古びることもなくボクをワクワクさせ、結果的にユニバーサルデザインとしての意味を為している気がする。

顔の見えない誰かの為に上っ面だけ「優しく」するなんてデザインの役割じゃない。

世界平和を願うなら、まずは目の前の気に入らないヤンキーに対しても優しくすることから始めねば!


でも、毎朝駐車場で遭遇するヴェルファイア野郎には、いつまで経ってもムカつくんだよなぁ、、、

まだまだ世界平和は遠いな。

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