次女、えんぴつを愛でる
2022年ももう残り1日という今になって、今まで知らなかった娘の大切なものを知った。
それは
次女は可愛いえんぴつが大好きだということ。
本当に小さいことのようだけど、なんだかとても大きな気付き。そして、それを知った私はもっと次女が愛おしく思えた。
実は、次女(小3)は夏頃から「可愛いえんぴつが欲しい。」と言っていた。「ママ、買ってもいい?」と。
私はというと、「えんぴつなんて書ければいいんだから、見た目なんてなんだっていいじゃん。しかもそのほうが安いし。」と返し、買ってあげなかった。
そう言われた次女は一度は諦めた様子で、どこにでもあるシンプルなえんぴつを買い与えられそれを使っていた。
で、また次女が「ママー、何本かだけでもいいから可愛いえんぴつ買ってもいい?」と。次女はけっこうしつこい性格。
それに根負けした私は、どうせ学校で使うんだしと3本買ってあげた。心の中では「なんでそんなに見た目にこだわるんだろう。」と理解できなかった。
で、クリスマス。
我が家では去年からママサンタが好きなもの(と言っても高額なものではなく)を買ってあげている。なので、今年もサンタクロースが来ないことを知っている娘たち。
でもそうは言っても淡い期待を残していた次女。サンタクロースに宛てた手紙がテレビの前に。
そして「サンタさんが来るかもしれないから、早く寝る!」と言って早々と寝てしまった。
どんだけえんぴつ欲しいんだ。
私は急遽ママサンタからのカードを書いて、娘たちの枕元に置くことに。
朝起きてそれを読んだ娘たちは大興奮!
その日、二人を連れて駅のほうへお買い物。
そこで次女が買ったのは…………
大量のえんぴつ!!
女の子のシンプルな絵柄が入ったえんぴつたち。
そしてその日から次女がしていることと言えば、
・そのえんぴつたちを1軍・2軍・3軍と分けて、ゴムで束ねる
・布団まで持ち込んで、一本ずつ眺める
・全てのえんぴつたちを横にきれいに並べて、微笑む
・永遠に「ママ、これとこれどっちが好き?私はこっち。」と言ってくる
・どこかに転がって見当たらなくなっていたえんぴつが見つかったら、「どこにお散歩に出かけてたんですか?!」と話しかける
などなど
えんぴつ愛が止まりません。
この経験を経て分かったこと。
私と子どもとは全く別の人間。
私が「そんなの価値がない」と思ったことでも、子どもにとってはめちゃくちゃ大切なことがある。たとえすごく小さなことでも。
【えんぴつを買う】
それはとても小さいことだけど、一日中眺めてられるほど愛おしいモノなんだってこと。
だから私の価値観で決めつけてはいけないんんだってこと。
またまた娘たちに教わりました。
こうやってnoteを書いている私の目の前で、次女は今もずっとえんぴつたちを愛でています。
娘にとって大切なコト、大切な時間を私も大切にしていこうと決意。
染