推しの結婚

推しが結婚した。
燃えた訳ではない。推し始めてから5ヶ月、え、早くない?友達も爆笑してた。私も正直爆笑した。てか、メディアによると推し始めた時にはもう付き合ってるよね?実質既婚者だよね?え、逆にそのタイミングで推し始めた私引き強くない?
とにかくもう衝撃しかなくて、おめでたいやら、悲しいやら、嬉しいやら……

もう感情が複雑で仕事も手がつかずずっと躁状態。世の中、何が起きるか分からない。何これ怖い。まだ……やだ………
気持ちが収まる鞘が見つけられないので、推しの結婚をなぜ素直に喜べないのか、分析してみました。
前提として、私は推しも推しの結婚相手も両方好きです。これだけは言いたい。どちらも好きです(二回目)

推しの結婚を素直に喜べない理由①
単純に、好きな人が結婚した感覚。誰かのものになってしまった感覚。つらい、苦しい、寂しい。推しと結婚できるとは思っていなかったけど推しと結婚できないとはまだ言われてない!みたいな。文字にするとより怖いわ。
まあ、これ、錯覚なんですけどね……。え?どこらへんがって?根本からして推しは誰のものでもねえ……ましてやお前のものにはずっとなるはずもなかったことに気づけ馬鹿…….ほんと馬鹿………

推しの結婚を素直に喜べない理由②
推しは結婚しないものだと思っていた。人間は死ぬまでずっと独りだと歌い、孤独と戦っている推しは、誰かといることを望んだとしても独りを選ぶものだと思っていた。
皆さん知ってますか。これを人は思い込みと呼びます。言い換えれば押し付けですね。
まさに件の火曜日のドラマ、大豆田とわ子にて突如現れたモブ女達と同様、ただの当たり屋。あなたはこういう人だと思ってたけど全然違うよね?がっかりしたわ、さよなら。と嵐のように去るモブ女。
私は仕事場で挨拶をしない客の男に挨拶を強要する女になっていたのか……

推しの結婚を素直に喜べない理由③
推しの創作物の影にただならぬ「幸せ」を感じてしまい、今後素直に受け取れなくなるという不安。
はい、皆さん知っていますか。これも人は思い込みと呼びます(二回目)

推しの結婚を素直に喜べない理由④
え、その片鱗あった?これな。後から事実を知ると、あ、あの時のラジオも、あの時のインタビューも、既にお付き合いしてたんですね、とか邪推するじゃんね。途端に、嘘じゃないんだけどこう、当時の発信物に対して疑いの目を向けてしまうと言うか、余計なフィルターをかけてしまうとか。
だからといってリアルタイムで報告されてもお皿何枚か割りますけどね(狂気)

推しの結婚を素直に喜べない理由⑤
個人的なトラウマ。
実は私、好きで好きで仕方なかった人が、私の友達と結婚したんですよ。あの付き合ってることを知った時の全身から血の気が引く感覚、5年以上経っても忘れられません。スタバで血を吐きそうになった。軽い事件。
まあ、もうお気づきでしょうけど、推しも推しの結婚相手も私の友達じゃねえんだな…


とまあ、こんな感情に苛まれてるのも、推しのことが好きだからなんですね。
正直、ほっとしているところもあって。どうにも推しの仕事ぶりを見ていると、どこか生き急いでいるというか、命を削ってものづくりをしているように感じられて、このまま走り続けていつかパタリと果ててしまうのでは、と危惧しているところがありました。それほどまでに、近年の活躍ぶりと、推しの変わり方と新陳代謝は凄かった。
だから、結婚と聞いて、違和感と同時に、ああ生きることを選んでくれたのだと思えて、嬉しかったんですよね。自分の感情よりも、推しが生きて、それでいてやっぱりものづくりを続けて欲しいと、素晴らしい作品を生み出し続けてほしいと願う自分がいて。
あと、もうずっと変わり続けることをポジティブに発信し続けていた推しなので、根本は変わらないけどきっと、何か力強く、生きる、前に進む方にシフトする瞬間が来たのだろうなと。そういうきっかけが、彼の中であったのだろうと。だとしたら、それは肯定するしかない。人間変わっていっていいんだって教えてくれたのも、他でもない推しなので。そしてそんな推しに出会って、ああ私も変わろうと思えたので。これもオタクの勝手な解釈ですが。

まあ、だから、推さざるを得ないんだな星野源。(言った)
これからも喜んで応援、盛大に課金させていただきます。
どうか、夫婦を超えていってください。

#推し活  #推しの結婚 #星野源

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