(緊急企画)M男の「鬼滅の刃」解説コーナー

わっしょい!M男です!

皆様は、大ヒット漫画である『鬼滅の刃』をご存知だろうか?
あれ?コイツ前回もONE PIECEの話をしてたな?普段は風俗の話ばっかしてるくせに急に全年齢対象振るんじゃねえよ!オマエは風俗のレビューだけしとけや!と思う皆様もいらっしゃると思うが御了承いただきたい。

劇場版「 鬼滅の刃」 無限列車編が本日10月16日より公開するということで公開記念として今回は『鬼滅の刃』についての記事を書かせていただこうと思う。
な〜んだ。いつもの風俗レビューじゃねえのかよ。『鬼滅の刃』の話をするより『キツめのパイパン』の情報を教えてくれよ!なんだよ!風俗情報は今回は無いのかよ!じゃあ、俺帰るわ!とブラウザバックしようとしているそこのアナタ!待ってくれ!そういう人にこそ読んでいただきたい。今や大流行している鬼滅の刃、特に女性の読者に大人気なので知っておけば女の子との共通の話題になり得るかもしれないでしょう?しかし、2020年10月16日現在で単行本は22巻刊行されており手軽に読めるとは言い難い。なので、今回は簡単なあらすじと共に内容を章立ててどのパートが面白かったか等を解説していこう。

因みに古参アピールをする訳では無いが、鬼滅の刃は世間で大流行するはるか昔、週刊少年ジャンプで新連載の時から読んでいる。自慢ではないが未だに週刊少年ジャンプを毎週購読している。26歳になろうという大の大人が毎週目を輝かかせてジャンプを読んでいる。最近ハマっているのはチェンソーマンとアンデッドアンラック。この時点で分かるように趣味嗜好は偏っているかもしれない。近年のジャンプで面白い!と思った『ステルス交境曲』と『ジュウドウズ』は共に全3巻で打ち切られている。(ジュウドウズの作者である近藤真輔先生の新作である『忍者と極道』は最近ネットで話題になってる。ホラ!ホラホラホラ!近藤先生面白いだろうが!!)

それから、好きな漫画は『トライガン・マキシマム』『ジョジョの奇妙な冒険』『刃牙シリーズ』『放課後プレイ』『ヨコハマ買い出し紀行』『封神演義』『RANGEMAN』『ぼくの地球を守って』『ハッピークソライフ』『行け!稲中卓球部』『恋するワンピース』

ハイ。認めます。偏ってます。ですので、もしも根っからの鬼滅の刃ファンの皆様がいらっしゃいましたら、偏った視点での批評である事を予め御了承いただいた上で読んで欲しい。後、めちゃめちゃ普通にネタバレします。では、いってみよう。

M男の『鬼滅の刃』解説のコーナー

まずはじめに鬼滅の刃をめちゃめちゃ噛み砕いて簡単に説明すると鬼退治の話です。鬼によって家族を殺しにされ、唯一生き残った妹の禰豆子(ねずこ)でさえ鬼の血が混ざってしまい鬼となってしまったというめちゃめちゃヘビーな境遇の主人公、竈門炭治郎(かまどたんじろう)君が可愛い妹を人間に戻すため、そして自分と同じく鬼によって悲しむ人をこれ以上増やさないように頑張って鬼のボスをしばきに行くストーリーです。

ストーリーの区切り毎に面白さを五ツ星で評価していきたいと思います。

鬼殺隊入隊編

★☆☆☆☆(1.5点)(単行本:1〜2巻 アニメ:1〜5話)
家族をぶっ殺された炭治郎が鬼を退治してる組織である「鬼殺隊」に入るために元鬼殺隊の鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)という爺さんの元で修行する。作中時間で2年くらい修行する。長い。めっちゃ修行するじゃんコイツ。数週間修行しただけの奴がズバズバと鬼を倒しても「いや、鬼クソ弱くね?」となってしまうので説得力を持たせるためにも2年間くらいの修行期間は必要だとわかってはいるが長い。


初任務〜浅草編

★★☆☆☆(2.0点)(単行本:2〜3巻 アニメ:6〜10話)
女の賞味期限は16歳!と主張する偏った性癖を持つ鬼が初任務の討伐対象。しかも喰らった少女の簪やら装飾品やらをコレクションしているという更なる変態性を見せた所で女性読者と炭治郎の怒りに触れて殺される。
初任務を終えて次の任務の為、浅草に向かう炭治郎はそこで鬼のボスである鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)とバッタリ遭遇。逃げられる。なんやかんやあって鬼でありながら鬼舞辻無惨を倒そうと画策する珠世(たまよ)と愈史郎(ゆしろう)と協力関係を結ぶ。
鬼のボスであり祖である鬼舞辻無惨を倒すためにこれからこんな事をしていきましょうね〜!を読者に説明する導入の章。物語として必要な部分ではある。



鼓屋敷編

★★☆☆☆ (2.5点)(単行本:3〜4巻 アニメ:11〜14話)
今後苦楽を共にする鬼殺隊の同期である嘴平伊之助(はしびらいのすけ)と我妻善逸(あがつまぜんいつ)と一緒に鬼を倒す。
この漫画でメインとなってく炭治郎と伊之助と善逸のトリオ結成の章であり、鬼にもそれぞれ鬼になる前の人間時代に色々事情があって鬼になったんだなあ。鬼達も可哀想だなあ。同情するなあ。悪いのは全部鬼舞辻無惨だ。まあ、それはそれとして鬼なので殺します。というスタンスで炭治郎はやってますよを分からせる章でもある。



那田蜘蛛山編

★★☆☆☆ (2.5点)(単行本:4巻〜6巻 アニメ:第15話〜第21話)
鬼殺隊の同期である伊之助と善逸と一緒に鬼を倒す…と思いきや鬼が強すぎた。危機一髪のところで鬼殺隊の最高位の剣士である9人の『柱』である水柱の冨岡義勇(とみおかぎゆう)と蟲柱の胡蝶(こちょう)しのぶが間一髪で助けに来て一太刀のうちに鬼を切り伏せる。『柱』ってやっぱりめちゃめちゃ強いんだなあ!!!な章。わりと長い。



柱合会議編

★★★☆☆(3.5点)(単行本:6巻 アニメ:第22話〜第23話)
『柱』たちが9人集結する回。四天王然り、王下七武海然り、十刃然り、組織の幹部的な奴らが集結する回は個人的に好きなんですよね。ワクワクしませんか?那田蜘蛛山で活躍した炭治郎だったがそのせいで「アレ?アイツの妹鬼じゃね?」と周囲にバレてしまう。人を喰って無いとはいえ鬼の禰豆子をこのまま野放しにしておいていいのか柱達の会議が開かれる。なんやかんやありつつ「禰豆子が人を襲ったら責任取って切腹するわ!」と修行をつけてくれた元・水柱の鱗滝さんと現・水柱の冨岡義勇両名の嘆願書もあり禰豆子も鬼殺隊の一員として認められる。鱗滝さんと義勇さんの切腹手紙のくだりは単純に感動したのも高評価です。



蝶屋敷編

★★☆☆☆(2.0点)(単行本:6巻〜7巻 アニメ:第24話〜第26話)
那田蜘蛛山での戦闘により重傷を負った炭治郎達が、胡蝶しのぶの屋敷(通称:蝶屋敷)で傷を癒しながら修行する。隙あらば修行するなキミ。ちょいちょいギャグも挟んでくるほのぼの回。

ーーーーーーここからアニメ以降ネタバレーーーーーー



無限列車編

★★★★☆(4.5点)(単行本:7巻〜8巻 アニメ:劇場版)
『火柱』の煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)が死ぬ。
単行本にしてわずか2巻分しか出番のないぽっと出のキャラが死んだとてそんな悲しくなくない?と思うかもしれないが結構ガッツリ悲しくなるのは漫画の構成が上手いのか?キャラの造形が上手いのか?柱としての職務を全うし見事な死を遂げる煉獄さんの姿は炭治郎、善逸、伊之助、禰豆子の心に深く刻まれる。補足だが相手の鬼の術によって前半は眠らされていたので厳密に言うと煉獄さんの出番は1巻分くらいしか無い。それなのにキャラ達の心にも読者の心にもこんなにも深く残っているのって素直にすごいと思う。

吉原遊郭編

★★★★★(5.0点)(単行本:8〜11巻)
遂にやってきた吉原遊廓編。別に炭治郎達が「初任給で風俗行っちゃおうぜ!」みたいな話では無い。人の欲望渦巻く場所は鬼の格好の住処ということだ。近頃、吉原の遊廓で行方不明者が続出していると聞きつけ、炭治郎達3人(+禰豆子)は音柱である宇髄天元(うずいてんげん)様と共に遊郭に潜入する。”潜入”と言っても「柱はめっちゃ給料貰ってるからよォ!先輩として派手にお前らに風俗の奢ってやるぜ!」みたいな話ではない。確かに『柱』は各自に屋敷が与えられる上に好きなだけ給料が貰えるらしいが音柱の天元様は妻帯者だ。くのいち(女忍者)の3人の妻がいる。そんな妻達を遊郭に潜入捜査させたが消息不明になったことから妻を救出するために天元様が炭治郎達を率いて吉原遊廓に潜入するという訳だ。
とにかく天元様がカッコいい。そして相手は鬼の幹部クラスである『十二鬼月』の中でも比類なき強さを誇る『上弦の鬼』なのでバチバチの戦闘を見ることが出来る。そして相手の鬼が二人組なのだが実は兄妹である。炭治郎と禰豆子の兄妹の絆と鬼の兄妹の歪ながらも確かに感じられる絆の対比的なのも描かれてる感じです。ハイ。とにかく天元様がカッコいいので星5つです。しかも舞台が吉原だし。行きたいなぁ吉原遊廓。

刀鍛冶の里編

★★★☆☆(3.5点)(単行本:12巻〜15巻)
吉原での激しい戦闘で刀がボロボロになった炭治郎が打ち直して貰うために刀鍛冶の里に行く話。里に伝わる最強の剣士である「耳飾りの剣士」を模したカラクリ人形相手に炭治郎がまたもや修行する。ここまでいくともはや修行フェチ。ドMである。炭治郎、一緒にM性感行こう。やっとこさカラクリ人形に勝利を収めた炭治郎。勢い余ってカラクリ人形をぶっ壊してしまう。里に伝わる大切なカラクリ人形を破壊してしまい切腹覚悟で詫びることを覚悟した炭治郎だったがカラクリ人形の中に刀が隠されていることを発見する。そう。主人公が伝説の剣的な最強武器をゲットする胸熱イベントである。喜んでいるのも束の間、100年振りに『上弦の鬼』が討伐されたことに危機を感じた鬼舞辻無惨が鬼殺隊を倒すために刀鍛冶の里にまたもや『上弦の鬼』を送り込んでくる。ちょうど里に居合わせた霞柱の時透無一郎(ときとうむいちろう)と恋柱の甘露寺蜜璃(かんろじみつり)と共に苦戦の末、上弦の鬼『半天狗』『玉壺』の2人を討伐する。鬼の悲壮な回想に定評のある鬼滅の刃だが今回倒した上弦の鬼の1人『半天狗』の人間時代のクズでどうしようもない半生を見事に表現した見開き1ページは(私の中で)高く評価されている。後、禰豆子が太陽の光を克服して覚醒する。ジョジョ2部のカーズでは無い。

柱稽古編

★★☆☆☆(2.0点)(単行本:15巻〜16巻)
修行する。冨岡さんは、コミュ障です。おはぎ大好き不死川さん。

最終章 無限城編

(単行本16巻〜)
次々と上弦の鬼を倒され焦った鬼舞辻無惨がラスボス自ら鬼殺隊を統括する産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)の屋敷へ直接乗り込んでくる。それを読んでいた耀哉の命を賭した作戦もあり鬼殺隊と鬼達との全面戦争が鬼舞辻無惨の作り出した異空間『無限城』にて始まる。




上弦の陸『獪岳』戦

★★★☆☆(3.0点)(単行本:17巻)
吉原遊廓編で倒された堕姫達の後釜として新たに上弦の陸となっていたのは善逸の兄弟子である獪岳であった。弟子が鬼となった責任を取り、善逸の師である慈悟郎が切腹をした事を知った善逸が覚醒する回。鬼になりたてであり上弦の鬼の中でも一番下の位の陸(6)の鬼であるとはいえ上弦の鬼を柱でも無い善逸が単独で討ち取る。やれば出来るやんけ善逸。ただただ善逸がカッコいい回。


上弦の参『猗窩座』戦

★★★☆☆(3.0点)(単行本:17巻〜18巻)
炭治郎と冨岡義勇が煉獄杏寿郎の仇である猗窩座と闘う。炭治郎がめちゃめちゃ強くなってる。修行した甲斐があったね。そして猗窩座の人間時代の辛い境遇も語られる。わりと鬼の中でもトップクラスでえげつない過去話であり煉獄杏寿郎を殺したあの憎き猗窩座だったはずが同情し、いつの間にか感情移入してしまっているのでやっぱりストーリーの構成力というか展開の上手さというか巧妙さが垣間見える。



上弦の弐『童磨』戦

★★★☆☆(3.5点)(単行本:18巻〜19巻)
胡蝶しのぶが可愛い。上弦の弐『童磨』は感情が無いサイコパス系キャラ。この手のキャラは大体死ぬ寸前に今までの狂ったキャラから一転し惨めったらしく命乞いをしたりするものだが最後まで狂ったキャラを貫いた。見事。自らの身体を餌として童磨に喰わせる事で毒を負わせる胡蝶しのぶの命懸けの作戦もあり伊之助と胡蝶しのぶの継子である『栗花落カナヲ』の両名は童磨を討ち取る。早くアニメでCV.早見沙織の「とっととくたばれ糞野郎」が聴きたい。これが聴ければ評価は星5つに跳ね上がる。

上弦の壱『黒死牟』戦

★★★★☆(4.0点)(単行本:19巻 〜20巻 )
鬼殺隊最強と言われていた岩柱の悲鳴嶼行冥がガチで最強だった回。
悲鳴嶼さんがめちゃめちゃカッコいい。そこに風柱の不死川実弥、その弟であり炭治郎達の同期である不死川玄弥、時透無一郎が合流。まさに4人がかりで上弦の壱と闘うのだが鬼の中で最上位の上弦の壱。ほぼチート級の強さを誇る。最強対最強の闘いは単純に面白いし、一瞬の判断の遅れが死に繋がる緊迫した闘い、誰が死んでもおかしくない状況での戦闘は手に汗を握る。結果、2人ほど死ぬんですけど。不死川兄弟の絆も必見。柱合会議の時に禰豆子に対して辛辣な態度を取ったこともあり全くと言っていいほど良い印象の無かった不死川実弥だが一気に好きになること間違い無し。

ーーーーーーここから単行本以降ネタバレーーーーーー






鬼舞辻無惨戦

★★★☆☆(3.0点)(単行本:21巻〜 )
遂に鬼の祖、鬼舞辻無惨との最終決戦。めっちゃ人死ぬ。
戦闘も今までとは比べ物にならない激しさになり上弦の鬼達との戦闘を経て満身創痍な鬼殺隊と鬼舞辻無惨との総力戦。戦闘が激しすぎるのと私の理解力、読解力が追いついていないせいで度々、何が起こっているかわからないので是非アニメで観たい願望もある。作画班と鬼舞辻無惨との闘いでもあるだろう。
ジャンプ特有の引き伸ばしもなく鬼舞辻無惨を無事倒して終了。
最後は『〜時は流れて現代〜』からの炭治郎達の子孫は鬼もいない世の中で平和に暮らしてます!炭治郎達の頑張りのおかげだね!ありがとう!死んだ人達によく似た人達も輪廻転生的なアレで平和に暮らしてるよ!ハッピーエンドだね!的なラストです。最終回連載当時はわりかし賛否両論でネットが盛り上がっていたが最終話はファンサービス的な部分だと思っているので別に良くないですか?

追記:劇場版『無限列車編』観てきた。

こんばんは、公開初日から観に行ってきたM男です。
無限列車編、めちゃめちゃ良かったですね。原作ではギリギリ泣かずに我慢できたんですけど映画でバチボコ泣きました。アニメって凄いね。まさに劇場版!って感じの作画のえげつないクオリティの高さ。制作陣も心を燃やし己の責務を全うしてくれたようです。気付いたら映画館のグッズ売り場で1万円分くらい煉獄さんのグッズを購入していました。よもやよもやです。それでは皆さん、胸を張って生きましょう。サヨナラ。

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