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vol.5 相馬れいこの"幸せ思考"子どもの才能とは?

子ども達には、生まれ持った才能があり、蛙の子は蛙である。という考え方はいまだに根強い。

私が初めて出産をした日、子どもの将来を左右する、一人の親になったことに対して、物凄く大きな責任を感じました。

私と夫は、世間から見ると、決してスタンダードなエリートで育ってきた生い立ちではないと思いますが、自分自身で掲げた目標は達成してきた人生ではあるかと思っています。

夫は小学生から始めたサッカーに打ち込み、中高大とサッカー三昧、そしてJリーガーになり、夢であった海外でプレーをするという目標を果たしました。

私は、小学生の作文で、将来の夢について書いた時、当時憧れていたケイトモスのような、スーパーモデルになりたい。から、イメージしていたモデル像であったJJモデルを経て、ファッション誌、ファッションショー、tvコマーシャルや、連ドラなんかにも出させていただきました。

夫も私も一番手にしたかった夢には届きませんでしたが、夢を描き、立てた目標は一つずつ達成した結果であるので、自分自身の成長に対しての達成感はありました。

私や夫は、普通の一般家庭で育ちましたが、一般社会ではない道、当時は特に、先が見えなくて不安定な芸能界やスポーツ界は、多くの親が望むような道ではなかったので、ただただ応援してくれていた忍耐強い親には感謝しかありません。

そして私たちも親となり、子どもの未来を見据えて子育てをする中、子どもたちに何を与えてあげることが出来るだろう。子育ての正解は何か?をずっと考えていました。

子育ては家庭によって様々で、両親の考え、一族の考え、文化、言語、時代と、様々なことが影響を及ぼします。

では、子どもの才能とは?どのように子育てをすることが、子どもの才能により良い影響を与えるでしょうか?という問いに対して、"幸せ思考”の観点で話していきたいと思います。

まず、子どもの才能は、どんな場所に生まれても、どんな文化で育っても、同じように存在することを念頭に読んでいただければと思います。

子どもは、両親の精子と卵子が受精することで初めて存在し、胎内で細胞分裂しながら発達していきます。この時すでに、精子、卵子、胎内環境の違いによって、胎児期の発育、卵の状態や卵の環境にも多様性が存在していきます。つまり、ここから子どもの才能を育てることが始まっていると考えられるでしょう。そう、子育てとは、受精した瞬間から始まっているのです。どんな子宮で、どんな胎盤で、どんな血液にどんな栄養が運ばれてくるのか、そして、細胞分裂の過程や、体外からの音や振動など、誕生までにすべての器官が完成し、誕生とともに呼吸器官も動き出します。この時点でどうでしょう。遺伝子だけでない、環境も子ども一人一人違って発達するということ。ですので、この時点で、蛙の子は蛙になるとは言えないでしょう。もちろん、生物学的にも、人間の子どもは人間ですが、ここでいう"蛙の子は蛙"というのは、"才能"にフォーカスしているということです。

同じ親の子で、仮に双子であっても、一人一人才能は違うのです。

"才能"は、生まれつきの能力と解かれますが、私は子どもの才能は環境によって初めて開花していけること、才能の可能性は誰もが持ち合わせているという考えのもと子どもたちに関わることで、子どもの力を信じてあげられること、どんな親の子であるのかが重要なことではなく、子ども一人一人のニーズにピッタリな環境を設定することが子どもの才能を最大限に開花させることが可能となるということであることが最も重要視されるべきだと考えています。

つまり、子どもは皆天才であるということでもあると、私は本気で思っています。

大人としてできることは、子どもの力を信じて、子ども自身の能力が開花するよう環境との架け橋となり、一歩づつ、ゆっくりと成長する姿をどっしりと楽しみながら待つことではないでしょうか。

我が子も長男があっという間に間も無く15歳。
必死で向き合っていた幼児期から、少し手が離れた小学生、うんと手が離れた中学生では家庭の外に出たため、大変と感じていた幼児期には想像もできませんでしたが、本当に成長してしまうことが寂しいと思ってきます。

早く育ってほしいと思ったり、まだ育たないでと思ったり。親は勝手ですよね。笑

私はそんな子育てが大好きです。
そして、子育てこそが私の幸せです!

子どもたちの可能性に満ち溢れた目を見ることが、私の最もワクワクすることで、原動力です。

"幸せ思考"で、世界中の子供たちの才能が開花しますように。

2024.7.16






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