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東京/越境

2017年4月2日、京都二郎の開店日に京都に引っ越してきました。
そこから約7年間、関西で音楽活動を続けてきましたが、今年の7月に東京に居を移すことを決めました。

先に断っておくと、今後も関西でライブする機会は必ずありますし、僕が所属している2バンド、Black petrolもDUCK HOUSEもやめる気は無いです。

今回、東京に活動拠点を移す事を決めた理由は様々なのですが、一つ大きいのが『越境』が足りていないと思ったから……越境(エッキョウ)は響きが良くて漢字が格好いいんで最近使ってる言葉なんですが、読んで字の如く「境」界を「越」えること。

例えば音楽のジャンルの『越境』はクロスオーバーという事になるし、普段行かないお店に行ってみるのも『越境』の一つ、現代の『越境』ならPCのOSをアップデートして操作性を確認してみたり、メインで使うブラウザを変えてみるなどが当てはまりそう。

と考えると自分の発想次第でいくらでも『越境』は可能なのだが、それでも最近、関西にいながら自分が『越境』を繰り返していく事が難しいという思いが強まってきた、殊音楽に関しては。それは、ライブハウスとクラブのカルチャーが大きく二分されている事が原因なのか、それとも単純に音楽の規模の大きさなのか、、、ここのところは正直自分でもうまく説明できない部分もある。ただ、肌感覚で今の自分には大きな『越境』が必要だ、とそう感じた。

さっきも書いた通り、この『越境』以外にも活動拠点を変える理由はたくさんある。音楽以外の事も絡んでいる。ただ伝えたいのは、関西の音楽シーンにいる人たちが好きだし、自分がやっている2つのバンドの事も面白いと思っているという事。周りの人に東京行きを話すと「東京に行く」=「バンドをやめる」と誤解される事も多いので、そこは断っておきたい。

といっても既に向こう数ヶ月で、ソロでもバンドでもライブがたくさん決まっています(しかも全部気合いが入っているイベント!!)。今後も東京でも関西でも勢力的に活動していきますし、僕自身この1年は今までで最もタフな1年になるという覚悟と期待感を持って音楽に励んでいくので今後ともよろしくお願いします。

と、思ったより前向きな着地になりました、書いている本人もどこに流れ着くかわからないのが文章を書くことの面白さだと改めて実感。

最後に告知です。
2024/05/24
SOMAOTA × DUCK HOUSE のEP『Lost Humanity』リリース記念のイベントを行います!場所は南堀江SOCORE FACTORY 素晴らしいアーティストを呼んでいます。


2024/05/24 フライヤー

このイベントが、僕が関西から引っ越す前最後の自主企画になります。
(他にもライブはあるのですが、プロジェクトから関わるのがこれが最後)
このイベントのテーマも『越境』、越えるべき境界は明確に定まっていて「クラブカルチャーとライブハウスカルチャーの境界」です。

例えば、基本的には音が止まらないクラブに対して、ライブハウスは1曲毎に終わりを明確にする(「ありがとうございます」→拍手 の流れ)文化があるし、照明はクラブの方が幾分と暗く、リハーサル後の顔合わせと打ち上げがあるのもライブハウスだけ、等々。あげればキリがないほど2つは大きく異なっています。

ただ、僕は、そしておそらく皆さんも、クラブミュージックもバンドサウンドの楽曲も両方好きです。だからこそ、この2つの間の境界線をどうにかして取っ払いたいと思ってます。

普段クラブに遊びにいく人も、ライブハウスに遊びにいく人も楽しめる内容のイベントが増えればいいなと思い、今回のリリースイベントを作りました。企画の詳細や各アーティストの紹介も今後はこちらのノートに書いていきます、気になったらぜひ気軽に連絡くださいね!


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