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【道具】#1 グリグリ

硬いものは柔らかくする。お肉にフォークを刺して、繊維を切って、食感を変えるのと同じように、固くなった土には穴を空ける。樹木の根に空気が足りないとき、芝生が窒息しているときも土に穴を空ける。空気を巡らせるのは、環境の改善をする上で当たり前のこと。

それをするための必須のツール「グリグリ」。

示されている長さは持ち手を除いた長さ

グリグリと名付けたのは高田宏臣さんなのではと思う。いい名前だ。ここで紹介するのは貫通ドライバー。ただ、別に貫通ドライバーじゃなくてもいい。グリグリと土に穴をあけられて、土の中の石を梃子であげられれば、なんでもいい、と思う。山結びの参加者には溶接ができるから自作している人もいる(これは今度紹介したい)。

僕が使っているのは、チャンピオンツールの貫通ドライバー4本セット。250mm、300mm、350mm、400mmのセット。色々な深さの穴が空けられる。これがあるだけで定規にもなる。僕は、ツールホルダーに現場に合わせて違う長さの2本をぶら下げるようにしている。

チャンピオンツール 角軸貫通ドライバー 4本セット グリーン -11×250/300/350/400 マイナス(-) 貫通タイプ 四角軸 マグネット付き 日本製 No.80K


まずは、一本というなら350mmを手に入れるといい。柄の部分が130mmあるので,全長約500mm,つまり50cmだ。これを腰にぶら下げて山や庭の手入れをする。

チャンピオンツール 角軸貫通ドライバー レッド -11×350 マイナス 貫通タイプ 四角軸 マグネット付き 手動 長軸 長い 35cm 350mm ドライバー グリグリ 工具 日本製


土の中をグリグリ、石を持ち上げたりとヘビーユースしているうちに、先端はだんだん丸くなっていく。それが道具を使った証になる。

だんだん丸くなっていく先端が愛おしい

(文・写真 マサ)

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