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フォロワー10万人突破!インバウンドSNSの軌跡

こんにちは!
株式会社ヤトラの田代蒼馬です。

インバウンド向けに発信しているInstagram「Travel Japan Together」のフォロワーが10万人を超えました!

バルセロナのホームスタジアム・「カンプノウ」の収容人数が9.9万人。
それより多くの方に視聴・フォローしていただいていることを考えると、感慨深いです。

10万人突破記念に「インバウンドSNSの軌跡」について書きます。
どんなことを考えてメディアを育ててきたのか、運営サイドの頭の中が分かる内容になっています。

「インバウンド集客がしたい」
「SNSを活用した情報発信に関心がある」

といった方に、是非見ていただきたいです!
そして、お仕事でコラボしましょう….!

以下3項目で、弊社が運営しているインバウンドSNSの軌跡を記していきます!

1. 運用当初〜現在に至るまで
2. 嬉しい自治体・企業コラボ
3. 今後の展望

1. 運用当初〜現在に至るまで


そもそも、インバウンド向けの動画配信を始めたのがコロナ禍。
当時学生だった私は、海外に渡航できなかったので、当時熱中していた動画制作の仕事を行いながら、沖縄や北海道を中心に日本の色々な場所を旅していました。

そんな中、Instagram・TikTokで訪れた日本の絶景を編集して、英語で海外向けに発信していると、動画がバズり始めます。
フォロワーも増加して、「俺、イケてる」みたいな気分でした。

日本最西端・与那国島にて、野生のヨナグニウマと共に。

ただ、特に本格的に運用することはなく、動画マーケティングをメインに行う東京のスタートアップに入社、そして独立。
独立後、自分が得意だったYouTubeの編集・運営支援、企業の動画制作などで生計を立てていましたが、インバウンド客向けツアーガイドの仕事を始めた頃から、「この業界で勝負したい」と思うようになりました。
何より、やりがいがあったし世界中の観光客を案内するのが楽しかった。

-ツアーガイドの仕事をより獲得するには?

-そういえば、自分が運営してたSNSがある。これを伸ばそう。


そう考えて、2年ほど前から本格的に「インバウンド向けSNS」として運営を開始しました。
その時に掲げた目的は、「動画コンテンツから自社ツアーの集客に繋げる」ことでした。

ただ、初期は現在強みとしている縦型動画ではなく、YouTube動画からスタートしました。理由は、インタビュー動画を投稿して海外でバズっている日本人YouTuberを見て、「こっちの方が伸ばせるんじゃないか」「俺にもできるんじゃないか」そう思ったから。

路上の人に声をかけてインタビュー動画を作りました。 
簡単じゃなかった。
道頓堀で、カメラの三脚を取り出したものの勇気が出ず、三脚を畳んで御堂筋線・なんば駅まで帰り、「いやこんなんじゃあかん」と自分を鼓舞して道頓堀に戻って撮影をしたり。
当然だが何人にも断られ続けて凹んだり。
そんな中、インタビュアー等、精力的に手伝ってくれた友人には感謝しかない。

そんな頑張りが実を結んで、自分の動画が3万近く再生されたこともありました。

ですが、「このコンテンツを見て、本当に僕のツアーに参加したいと思うかな」そう思い始めました。また、市場で伸びているテーマを参考にして、それを動画にする。僕がやる意味があるのかなとも感じていました。

YouTubeコンテンツ。日本でのカルチャーショックや好きなアニメ等、様々なテーマを扱った。

そこで、インタビュー動画ではなく、日本の旅情報を自分だけの視点で伝えるYouTube動画にシフトしました。
その時、「誰も知らない日本の観光情報を届ける」という運用目的が固まりました。今に至るまで変わっていません。

ただ、なかなか再生数が伸びませんでした。
何十時間もかけて、山のようにある素材をつなぎ合わせて作ったVlog形式の動画が、全然再生されない。
動画を制作していると1週間が終わってしまう、そんな状況でした。

そこでふと、学生時代に作ったフォロワー5,000人ほどのSNSを伸ばしてみたらどうか、と考え始めます。
YouTubeの長尺動画と比較すると、撮影・編集にかかる時間も少ないし、伸ばすノウハウもある。集客にも繋げられるのではないか。

そう思い、1.5年ほど前に最初のリールを投稿しました。
最初は、インバウンド向けに伸びている動画を集めたリポストメディアの形でスタートしましたが、ここでも「動画コンテンツから自社ツアーの集客に繋げる」「誰も知らない日本の観光情報を届ける」という軸を忘れてしまっていたことに気が付き、自分が出演して自作の動画を作り、投稿し始めました。

初めて作った天ぷら屋の動画。不安げな顔をしています。

そこからは、テストを重ねに重ねて、独自のノウハウを確立していきました。毎動画、なぜ伸びたのか、様々な指標を比較・分析して、次の制作に活かす、ということを徹底してきました。電車の移動中もよく、Instagramのデータが見れる「インサイト」欄をチェックしていました。

動画が1,000回しか回らない時も、諦めずにコンテンツの投稿数だけは担保しようと思い、定期的にコンテンツを投稿した結果、運用から4ヶ月ほどでフォロワー1万人を突破。

その4ヶ月後、旅で出会った親友と起業。
彼も僕と同じくコンテンツの演者として、動画の制作を一緒にやってきました。「毎日投稿」という目標を掲げ、最初は大変でしたが今では習慣となりました。一緒に伴走する仲間がいることで、モチベーションに左右されず投稿することができました。

2万人を突破した際、オフィス兼家で動画を撮りました。

最初は私がやっていた編集も、任せるプロフェッショナルなメンバーが加わり、継続的にコンテンツを制作・配信できる環境が整い、ひたすら継続してきた結果フォロワー10万人を突破することができました。コンテンツのPDCAと、チーム運営がここまでSNSが成長した秘訣だと考えています。

最初に作った動画と今制作している動画では、雲泥の差があります。情報の伝え方・動画構成・ナレーション・動画の画角・カットのタイミング・字幕….我々の運営メンバーであれば100個の改善点を言える、それくらいのノウハウを確立してきた自信があります。

2. 嬉しい自治体・企業コラボ

自社ツアーが、アカウントの拡大に比例して、SNS経由でよく売れています。ただフォロワーを追いかけるだけではツアーの予約が増えないことも考えて、綿密にコンテンツを企画してきた甲斐があったと思います。

また、「インバウンド集客に力を入れたい人・企業を支援する」というインバウンドPRの文脈で、嬉しいコラボレーションを実現させることができました。

以下、いくつかの実績を並べました。
今後もコラボ事例を増やしていきたいです。

Jリーグの海外向けPR。サッカー少年としてテンションが上がりました。
京都・宇治市の海外向けPR。欧米豪を狙った動画企画〜配信を行いました。
伊勢原市の海外向けPR。日本の魅力を知ることができる、最高な仕事です。
レストランの海外PR。依頼が増加していて嬉しい限りです。素晴らしい日本食の魅力を海外に伝えていきたい。


3.今後の展望

「誰も知らない日本の観光情報を届ける」
この軸は大切にして、SNSを運営していきたいと思っています。

現在、日本のことを海外向けに発信するアカウントはたくさんありますが、コンテンツが似通っていることが多いです。バズった動画をみんなが模倣して、撮影しに行く。

だからこそ僕たちは、日本人として、誰よりも日本を知り尽くしてその魅力を伝えていきたい。SNSのメイン演者である私も共同創業者である黄も日本をよく旅していて、その点に関しては自負があります。

訪日観光客が、あっと驚くような場所や文化を紹介していきたい。

最近行った、北海道の利尻島にて。最高の景色でした。

そして、「Travel Japan Together(TJT)」をただのインバウンドSNSではなく、ブランドにしていきたい。

「日本の情報ならTJTを見ると良いよ」
「日本でのツアーなら、TJTが良いよ」
日本観光と聞いて第一想起されるような存在を目指したいと思っています。
ソーシャルメディアにはその力があると感じています。

最後に、

インバウンド向けに何かを仕掛けていきたい、PRしていきたい、といった方がいればお気軽にご相談していただけると嬉しいです!
我々のノウハウを詰め込み、インバウンド向けに刺さる動画の制作・配信 / パッケージプランを提供しています。

日本の観光を盛り上げる、そういった熱い思いをもった個人・事業者とコラボして、観光業界を盛り上げていきたいと思っています!

長々とインバウンドSNSの軌跡、を記してきましたが何かのヒント・参考に少しでもなれば嬉しいです。

田代 蒼馬
連絡先: s_tashiro@yatra.co.jp


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