「ドーン！」と指差し...核戦争勃発！？

タケです、

怒りん坊ですか？

私はそうでした...

で、

いつもイライラして、チェッチェ舌を鳴らし、
誰かに向かって説教、テレビに向かって怒り、

喪黒福造のように「ドーン！」と相手を指差し

「お前は間違ってる！！」

と、

いつも外側に意識が向かってました。

「あなた短気ね...」

という周りの意見は無視でした。

私は腕力勝負の人間ではありません。

何か気に食わないことがあると
いっぱい理論武装して臨みます。

あーだーこーだ、と説き伏せます。

やがて黙りこくった相手に向かって

「勝った...」

と、心の中で勝利宣言するものの。。

相手はただ「大きな声にうんざり」してただけ...

だと当時は全く気づきませんでした。

俺は賢い・・とロジカルを気取り自惚れてました。

が、

それは単なる感情だったと後々気づきました。

今は...

あまり、怒る事がありません。

イライラしないので、毎日が平和です。

（もちろん、今もたまに怒ってますが...）

というか、

外側の事に意識があまり向きません。

「みんな色々あるよな。大変だよなぁ。。」

と、

９０歳のジジイみたくぼんやり眺めてしまいます。

知識をつけたからか、経験がそうさせたのか、
明確なタイミングは分かりません。

が、

「自分を俯瞰して見る」

そんな自分に気づいてから、
怒る事が恥ずかしくなりました。

通常、怒りが湧くと目の前の視野が狭くなり、
アドレナリンが放出されます。

人間の不幸な点は、それで終わらず、
スパイラルに波状的に問題が重なる事です。

イラっとして、怒りの感情が湧く…

人間として正常な機能でしょう。

が、

アドレナリンは攻撃性を帯びた脳内物質です。

ついつい目の前の相手を攻撃してしまいます。

イラっとした調子に

「お前の母ちゃんデベソ！」

つい悪口を言ってしまう。。

「はあ、お前ナメてんの」

つい、相手も手が出てしまう。。

それで終わらず...

「〇〇が殴られたらしいぞ！
俺ら仲間でやり返しに行こうぜ」

「あいつムカつくよな〜。
調子乗ってるから無視しようぜ」

と、学校規模で暴力沙汰が広がる。。

やがて、

「イジメ事件の主犯格は政治家の御曹司、
どうにかして揉み消さねばならぬ！」

と、警察、自衛隊の出動。

「なぜ事件を隠蔽するんだ。不公平だー！」

マスコミや野次馬の暴動。

と、街規模に暴力沙汰が広がる。。

「あの軍はウチまで攻め込む気では。。」

と、恐れた某国が先制攻撃。

国規模に暴力沙汰が広がり、

やがて拭い切れぬ怒りまで増幅する...

「仲間は埋められ、娘は犯され、嫁は殺された...
長平の呪いだ。お前ら７代先まで怨んでやる！」

と、負のループは未来永劫に続く恐れがあります。

死んでも消えない呪い...

やがて...

大国の首脳が核スイッチを押そうものなら
現代社会は崩壊、人類は滅亡です。

人類の精神(心)は、漫画キングダムの時代(BC250年頃)
からあまり変わっていません。

が、

人類など一瞬で消滅する技術が現代には存在します。

…

もし、

個人の怒りが湧いた最初の時点で、

「ドーン！」と指を指す先が相手でなく
「自分に向ける事」さえできれば。。

人類も少しは変われるかもしれません。

全ての状況は客観的に見れば、
相手が悪いわけでもなく自分が悪いわけでもなく、
多少ミスや間違いがあっても、謝れば済む問題です。

怒っているのはあくまで自分なのです。

そのフィルターで見る世界は、
あくまで主観的な世界なのです。

最初の小さな怒りの段階で対処できれば、
余計な問題は起こらずに済んだはずなのです。

…

まあ、そうは言っても、

「頭で分かっていても言ってしまう...」

と、私もその心の弱さは痛いほど分かります。

が、

「行動は、自分の状態によって変化する」

これを知っておくだけでも少しだけ
自分をコントロールできるでしょう。

例えば、

コンビニで店員にお釣りを投げつけられました。

通常イラっとするでしょう。

でも、もしその日、

上司に褒められ給料アップが決まり、
意中のあの子からデートOKのLINEが来た。

そんな有頂天の気分であれば、

店員の態度など気にも留めず
鼻歌ルンルンのスキップで帰路につきます。

が、もしその日、

仕事で失敗、上司から怒られ、
好きな子に告白メールしたら
「お前キモいんだよ」と返信がきた…

頭の中モヤモヤイライラの渦なら
顔を真っ赤にして説教でしょう。

もしかしたら殴りかかって、
警察沙汰…かもしれません。

…

つまり、

同じ自分でも、状況次第で大きく反応は変わります。

私たちの中にはたくさんの自分が存在します。

いつも冷静でまともでも、何かしらの
拍子に悪魔が暴発する事だってあります。

自分の中で複数の自我が揺れ動きながら
バランスを取って生きているのです。

常に自分に向き合うのは大切な事なのです。

先ほどの例は極端にしても、

現実的に、

ほんの少しお腹が空いてただけ、
３秒だけパソコンの起動が遅い...

それだけの事がきっかけで、人生を棒にふる
決断をしかねないのが我々人間なのです。

逆に、

１口チョコレートを食べておく
１回だけ深呼吸をしておく、

それだけの事で、大きな危機を脱し、
チャンスを掴めるかもしれないのです。

もちろん、

自分に向き合える事は、人類の課題であり
理想ですから、そう簡単には行きません。

が、

こうした意識のコントロールを
超繊細なところまで扱えるようになる...

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それでは、また〜

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