見出し画像

会社として変えるべき働きやすさと 変えてはいけない働きがいとは

「仕事にやりがいがなくて、
なんでこの会社に入ったんだろうって思う・・・」
「自分がちゃんと会社で成長してるのかが分からない・・・」
「直属の上司との関係がうまくいかなくて、毎日がしんどい・・・」

これらは、弊社の新卒 1 年目が、長期休暇中に大学時代の友人から
聞いた“今の会社”に対する言葉の数々です。

友人の言葉を共有するメンバーは

「せっかく選んで入社したにも関わらず、どうしてこんなに
愚痴ばかり出てきてしまうんだろう」

と頭を悩ませていました。



・新卒 1 年目が仕事にやりがいを感じず、疲弊しているように見える
・入社時はやる気に満ちていた新卒 1 年目の活気がどんどんなくなっていく
・新卒 1 年目が「辞めたい」と言っている、または辞めてしまう



このようなお悩みを抱く企業様は多くおられるのではないでしょうか。
そして、そのたびに感じることは
「近年の若者は・・・」という言葉から始まるような、
時代の変化と共に変わる“現代の若者”の育成の難しさでしょう。

時代の変化は、私たちを取り巻く「働く環境」に大きな変化を
もたらしています。

実際に、就職活動を経験した全国の大学 4 年生・大学院 2 年生の約 700 人を対象とした調査によると、入社前調査で

「転職することを視野に入れている」
「すぐに転職したいと思っている」

と答えた転職志向者は全体の 20.7%であり、
5 人に 1 人が転職志向を持って入社していたというデータが出ています。

さらに、こうした学生のうち、入社後も転職志向に変化がない、
または実際に離職をしてしまう割合は 56.6%に及びます。(※1)

「転職を前提で会社に入社する」ことは、現代では当たり前の考え方と
なっているのです。
これらの“現代の当たり前”は、多くの著書でも話題となっています。

近年、新卒として企業に入社する若者は、
1990 年半ばから 2010 年代生まれの世代であり、
ゆとり世代やさとり世代の一部、近年では「Z 世代」と呼ばれています。

ある書籍によると、コロナ禍を生きてきた“Z 世代”は、
働くことに対して男女問わず
「個人の生活と仕事を両立させたい」気持ちや
「仕事は自己実現のための一手段」と
考える傾向が強いと言われているようです。

この思考は、今後増えていくであろう、
“実際の仕事”に応じて人材を採用する「ジョブ型雇用」を見据えたもの
であり、働くことで自らのスキルが向上するかどうかを重視する考え方
からきています。(※2)

このように、私たち企業が関わっていく世代は、
“彼・彼女たちが生きてきた時代背景に伴う新しい価値観”を持っています。

それは“育成側が持っている価値観”との良し悪しを比べるものではなく、「時代の変化」と共に必然的に起きているものだからこそ、
企業側もその変化に合わせて、
価値観をアップデートする必要があるのです。

しかし、彼・彼女たちが生きてきた環境をリアルで“経験していない”育成側からすれば、価値観をアップデートさせることは
簡単なことではありません。


だからこそ、本小冊子では新卒 1 年目として入社し
「もっとこの会社で頑張りたい!」と語るメンバーと、
そんな彼女たちを育成してきたメンバーのインタビューを中心に
【新卒 1 年目を育成するためのポイント】を紐解いていきます。

インタビューから見えたことは、
企業にとって“時代と共に変わるべきもの”
“時代が変わっても変わらないもの”を軸にした、
2 つの環境づくりの必要性でした。

なにかひとつでも、貴社の新卒 1 年目の方が帰属意識とやりがいを持って働き、成長を遂げるためのきっかけを得ていただけましたら幸いです。

※1:全国求人情報協会『2022 年の新卒者の入社後追跡調査」参照
※2:牛窪恵著『若者たちのニューノーマル Z 世代 コロナ禍を生きる』参照


▼ご登録いただくと、無料で全部の内容を読むことができます。

https://form.k3r.jp/solution/ichinenmeikusei


▼登録なしで、今すぐ読みたい!方はこちらから。

ここから先は

102字

¥ 200

よろしければ、サポートをお願いします。いただいたサポートはコンテンツ発信の充実に使わせていただきます。