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「幹部の“視座”が低い」と感じたときの関わり方【情熱社長倶楽部】VOL.178

平素より大変お世話になっております。
ソリューションの長友です。

今年も1か月半を切りましたね。
2022年の振り返りをし、
来年に向けての準備に着手する方々も多い時期だと思います。

最近のクライアント様からのご相談の中で、
幹部や責任者と来年や未来の話をするための場を持ったが、
思考スピードや視座の違いを感じる

というお話が多くなってきました。

このときに、私から経営者様の方々にお伝えしていることは、

現状の幹部や責任者の方々が、今何に注力しているのか、
そしてどのような思考や行動で動いているのかを把握
した上で、
対話の場に挑んで下さいということです。

なぜなら、経営者様は“来年や未来について”
思考を巡らせながら対話をしますが、

幹部や責任者の方々は、“今年や今の目の前の現場について”
思考を巡らせながらの対話となるからです。

経営者様と幹部や責任者の方々で視座が違うまま、
対話や議論を重ねていても、

お互いにGAPを感じながら時間だけが過ぎてしまい、
何も決まらない不完全燃焼の場となってしまいます。

しかし、このような違いは
当たり前のことでもあります。

だからこそ、経営者様と幹部や責任者の方々が、
来年や未来の話をする際には、

会議の場の目的を再度明確にした上で、
まず最初に、お互いの視座を確認するための時間を
つくることをおすすめします。

その結果、同じ“未来”の視座であれば
対話を進めてよいのですが、

注意しなくてはいけないのは“今”の視座だった場合です。

もしも、幹部や責任者の方々が現場に追われていたり、
経営者様ご自身が「未来のことよりも、今に集中してほしい」
と感じたのであれば、

無理に未来に対する意見を求めるのではなく、
経営者様の思考や、今考えていることを共有するに
留めておくことが良いと考えております。

なぜなら、事業を成長させるためには
それぞれの強みを活かした役割分担が重要だからです。

幹部や責任者の方々が現場を守ってくれているからこそ、
経営者様は未来を描くことができますし、

信頼しているからこそ任せている
“幹部や責任者”という役割だと思います。

今、会社として優先すべき取り組みは何かを明確にし、
戦略を全うすることが、幹部や責任者の方々の役割であることを、
再度確認し合っていくことが大切ですね。

確認し合った役割が、
経営者様が描く“理想の未来”に繋がるものであれば、
きっと組織は良い方向に向かっていきます。

2022年も終わりに近づきましたので、
私も改めて、“役割を確認すること”“未来を伝えること”は、
しっかりと実践していきたいなと思います。

是非、皆様も実践していただきながら、
良い1年の締めくくりができるよう進んでください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

長友 威一郎


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