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気づき:本当の成長は自分の限界の一歩先に踏み出すことで得られる

今回は大阪拠点の中村が執筆させていただきます。

弊社では毎年4月に2名の新卒を迎え、新たな期をスタートいたします。

この時期になると、自分が社会人になった頃を思い出し、
原点へと立ち返れるような気がします。


さて、4月には新しい期に入るというだけではなく、
弊社にとっては、大きなイベントがあります。

それは、我々が創業当時から実施しているサービスである
“新入社員合同合宿研修”です。

各社様の新卒社員様を3泊4日の間、お預かりさせていただき、

学生から社会人へ切り替わる『原点』を
作らせていただく、私たちもとても気合いの入る合宿です。


こちらの研修に私も講師側として参加をさせていただいたのですが、
今年も多くのドラマが生まれました。

つい先日まで学生だった彼らの成長や、社会人としての原点に
携わるのだと思うと、私自身、力が入ったのですが、

この研修を通じて改めて
「社員育成」というものに向き合い、考えてみて、
特に私の中で大きな気づきがあったこととしては、

“本当の成長とは、自分の限界の一歩先に踏み出すからできるもの”

だということです。


どうしても、彼らより少しだけ先輩ということで、
私自身も社会人歴という経験値を武器に、

「ここまでは成長して欲しい」
「これぐらいは出来て欲しい」

という想いが研修中にも募ってきました。


ただ、それと同時に

彼らを育成する側である我々が、
「ここまでは」とか「これくらいは」という基準を作ることは、
本当に彼らの成長の為になるのか?

そんなことが研修中に頭を過ぎりました。


当然ながら、一人ひとり価値観が違えば、性格も違います。

「ここまでは成長して欲しい」という想いや期待は
自然と湧き出てきたものではありますが、

自分とは違う価値観や力を持った彼らに対し、
我々が自分の経験から勝手に成長の基準を作ってしまうことで、

未来のある彼らの可能性に蓋をしてしまうような気がしたのです。


そのため、私はこちらからは基準を作らないことを決めました。

そして、その代わりにと言ってはなんですが、
新社会人になったばかりの彼、彼女たちの限界の一歩先を誰よりも信じて
関わるようにさせていただきました。


すると、私が考えていた
「ここまで成長して欲しい」「これくらいは出来て欲しい」
という浅はかな基準を悠々と超えてくれる姿を
見せてくれ、私自身もとても大きな刺激をいただきました。


人の可能性は他者が決めるものではない
と改めて強く感じたこの経験を活かし、

これからも自分の経験から、他者の限界を作らず、
目の前の人の一歩先の可能性を信じて
人と関わっていきたいと思います。


お読みいただき、ありがとうございました。


大阪拠点
組織人事コンサルタント
中村 信滋

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