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子どもがやりたいことをアレコレ考えて"面倒くさい"と答える心理

今日は長男が誕生日だった。

昨日は僕で、今日は長男。

ダブル誕生日でとても騒がしくなるのが5月だ。


そんな長男は「VRが欲しい」と言い出した。


値段は高いが、これからの機械。

まさに時代の最先端を先行く機械だ。


しかし、この長男が土壇場で買わないと言い出した。

一体何があったのか…?


家族会議でいろいろ決まりかけて面倒くさい言う

VRはあまりにも最先端過ぎて、情報が少ない。

目の影響、脳の影響…。

どれも分からないことだらけだ。


旦那ちゃんもだいぶ不安に思っているらしく、いろいろ調べたりしていた。

また、長男としてもやりたいと言っても、その先の運用についてはまったく考えていなかった節がある。


そこで家族会議を持ちかけた。

「ちと、お互いの話を理解してから買おう」


長男から気持ちを引き出し、

旦那ちゃんからもなるべく中立な立場で引き出した。


ゲームをやる時間や、どう扱うか?どうすれば安全に楽しく使ってもらえるのか?をいろいろまとめてみたのだ。


しかし、生活習慣の乱れが特に旦那ちゃんは気になるらしく、本当は「VRやってて学校行けませんでしたはなしにしたい」という話もしていた。

僕は中立な立場なので、あまり突っ込むこともせず「じゃあ、なぜ今は10時からオッケーにしているの?」のような話も出してみた。

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そんな話をしている最中に

「もういい。面倒くさい。買わない」


と長男が話し合いを拒否して終わる。

うーん、これは一体なにが起こったのだろう?


これを小学校の先生に相談してみた

大ちゃんと呼んでいる学校改革をバンバンしている僕からすると若手のスーパー先生に相談してみたところ、

「僕もそんなことがあったよ」


とのこと。

「プレステがどうしても欲しくて、お母さんはダメ!なんか不安とか言ってた。お父さんは別に買っても良いじゃないかだったんだけど、それでお父さんとお母さんが揉めてるのが嫌だったから「面倒くさい」って言ったことがある」


とのこと。

なるほど、僕らは揉めてるように見えてしまったのかもしれない。


「いつも子どもたちを見ている側からすると、その子はめちゃくちゃ頭良いよ。先を見てるというか、こうなるだろうと予測できると思う。」


「あと、ゲームに熱中してるっていうけど、ゲームに熱中しているというとなんか悪く言う人がいるんだよね。サッカー一日中やってると褒められるのに、ゲーム一日中やってると怒られるみたいな。趣味のベクトルとしては何ら変わらないのにね。」


「他にもVRの健康被害は30分ごとに休憩すれば目に関しては大丈夫。あとは外にも出たりして、五感を使って、VRをサブにすればOK。20歳までずっとVRだとちとまずい側面があるみたいだけど、基本は依存って言葉じゃなくて、それは熱中」


ふむふむと思って聞いてしまった。


家族ためを思ってくれる良いやつ

長男はとても口下手だけど、他人のことを気にして人に合わせてしまうことが上手だ。

時としてそれは自分が望まない結果になったとしても…

そう考えると一番家族想いの良いやつなんだなぁって思えたりする。


最後に僕から

「本当に欲しくなったら言うんだぞ。買う金はあるんだからな。」


くらい言っておこう。

それが父としての見守る姿勢かもしれない。


P.S.ちなみに家にあったらやってみたいと思うのは男だからであろう(笑)



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