ボランティア活動の目的はお世話すること、助けること、お手伝いすることなのか?
こんばんは、ソルティーです。
ボランティア…という言葉を聞くと、無償で助けてもらえる活動と感じる人がたくさんいるのではないでしょうか?
逆に言うと、そういう言葉に辟易としてしまっている人も多いもので、よくあるPTAの活動も、自らが望まない形で参加した結果…PTAは廃止にするべき!のような事態が起こっています。
これはボランティアの側面から考えると本末転倒であり、良い結果とは言えないでしょう。
それでは今回は、よく話に上がってくる「ボランティア活動ってお世話することなの?」ということについて話していきたいと思います。
ボランティアはなぜ支援することがベースとなってしまうのか?
ボランティアの活動はそもそも福祉・保健のでの分野が中心として大きく知られてきた側面があります。
福祉・保健の場合、人の環境面・衛生面での活動や、心身の補助などがメインとなる活動になるため、ボランティア=『支援する』というイメージになってもしょうがないかなと思われます。
しかし、ボランティア活動の内容は人の数ほど存在しています。
自分の趣味や、特技、職業を生かした活動を自由に選択できるのです。
そのため、ボランティアという側面だけではなく、あらゆる活動は誰かのために、何かのために行われることが多いです。
それはお金をもらっていようと、もらっておらずとも…です。
それは一見、支援する活動に見えるでしょう。
ただ、その目的は支援することではなく、もっと先の未来を見据えて行動していることが多いのです。
ボランティアは何かをしてあげるのではなく、自分のためにするもの
ボランティアは何かをしてあげるという印象が非常に強くなりがちですが、実際にはボランティアは自分のためにします。
人はそれぞれ行動には目的があるとされます。その目的とリンクすることがなければ、人の心は簡単にボランティア活動から離れていくことになります。
何か特別な意義や、メリットを人は欲しがっているのです。
それはある場合はお金であったり、人生の楽しみだったり、人との交流だったりします。
人がまったく同じ気持ちで活動をともにしていることは稀でしょう。
その上で方向性を合わせて一緒に活動する…だから組織が成り立っていくわけです。
特にボランティアはお金が出る…ということが極端に少ないことがほとんどです。
それは活動する先の方がお金を対価交換としていろんな事情で支払えないことがあるからです。
それは物理的にかもしれませんし、ルール的に…かもしれません。
そうなった場合、お金以外の価値を見出して活動に参加することになります。
そう思うと、より自分の人生にとって本質的な幸せを追い求めている方が参加する傾向が高いのかなと思います。
結局のところ、ボランティア活動というのは自分のために誰かと一緒に活動をすることです。
そうした時に大切な心構えとしては…
「してあげる」ではなく、「ともにする」という考え方になると良いでしょう。
なんでもしてあげるようにすると、自分も疲れますし、相手のためにもなりません。
一緒に悩み、苦しみ、喜び、笑う…。
そうした活動を共にすることがボランティアに参加する上での最高の目的となる。
そう思う今日このごろです。