ちかまろち
ちかまろち…とても甘美な響きである。
子どもは時として全く自分の想像外のものを出してくる。
それが最近だとちかまろちだ。
「ひかるってとってもちかまろちだねー!!」
一体なんなんだこれはと思ってしまうのだが、子どものご認識は時として大人の大爆笑を誘う。
今回はそんな話をしようと思う。
みなさんも、ちかまろちが何なのか考えてみて欲しい。
空耳は時として大人の大爆笑を誘う
こういう言葉を間違って覚えていくのは子どもならではだと思う。
子どもが覚えるのが難しい言葉としての代表格は
「エレベーター」だろう。
多くの子どもが最初は「エベレーター」になるはずだ。
なんで難しいのか、いつ直ったのかは分からないが、ちゃんと言えるようになっているものだ。
こういう空耳言葉は時として常識に支配されてきた大人の笑いを誘う。
最近の我が家のブームは「どぼろー」だ。
まぁ、本当の言葉はどろぼうなのだが、長女はいつも間違えて「どぼろー」っていう。
「どぼろうって誰だよ(笑)」なんてツッコミを入れながら、家族が笑いの輪に包まれる。
間違うってとっても面白いことだなぁと感じる瞬間だ。
大人になってからも英語や、フランス語を聞いて、空耳を楽しんだ人がいるだろう。
“Have a nice day!”「幅無いっすね」
“Sit down please.”「知らんぷり」
のように言葉というのはとっても面白い。
もし、これを読んでいるあなたも空耳の世界をちょっと体験して欲しい。
言葉はどうやって習得するんだろう?
僕たちは知らない間に言葉を覚える。
教わったわけではなく、お父さん、お母さんといえるようになっているし、私はとか、一人称も区分けできるようになっていく。
ただ、聞いて話しているだけで言葉が使えるようになる…
スピードラーニングというCDが流行ったが、ある意味、理にかなっていると思う。
間違ってても良いから覚えて覚えて、最終的に間違ってないかを本などを見て修正する。
ちかまろちもきっと、そんなしっかり覚えている途中なのだろう。
知識は間違って覚えて良い。あとから修正できる
僕たちは知識をすごく丁寧に覚えようとする。
学校ではテストなどを使って、本当に覚えているか確認するのだが、今は間違えてはならない圧迫感。
100点をとったらすごい!ということになっている。
でも、本当のテストの真意は100点をとるためではなく、失敗した場所がどこなのかハッキリすることなのだ。
間違ってても万事オッケー。修正点が分かるのだ。
保育園ではできて、小学校ではなぜできないのか…。
まさかちかまろちからこんな話しに展開するとは思っていなかったのだが、思いついたので書いてしまった。
ありがとう、ちかまろち。
ちなみにちかまろちは何?ってちゃんと聞いてみた。
「あぁ、あれ?ちからもち。」
どうして妻は分かるのだろう(笑)
そんなことを思う今日このごろだった。
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