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【118話】【ネタバレ】俺だけレベルアップな件【翻訳】

「ダメっ!」
「私も覚醒者の端くれよ。E級だけど···」
「ダメだってば!」
震えながら巨大なオークに立ち向かおうとする朝比奈倫を葵が必死に止める。

「あの人間か?」
「違う」
「あれよりもっと大きな魔力が··· 横から感じられる」
「においはあの女だな! 死ね!」
オークが葵に向かって斧を振り下ろした。

倫と抱き合って、葵は最後の瞬間を覚悟して強く目を瞑った。
しかし予想した痛みはない。
恐々と開いた目に映ったのは既視感のあるモンスターがオークの斧を軽々と受け止める姿だった。


「お兄ちゃん?お兄ちゃんが…」

ハイオーク兵に強烈なアッパーをくらったオークは、学校の天井を突き破って絶命した。
気付けば三体のハイオーク兵が葵を囲んで守っていた。


【ダンジョンに入場しました】

「うぉっ!ツインヘッドオーガ!みんな気をつけろ!」
「ァァア゛!」

騎士団ギルドの団長である板東が攻撃隊に撃を飛ばし、魔法の盾で攻撃を受け止める。

「千代田!」
「あいよ!」

「俺が一発目いかせてもらいます!姉貴、兄貴たち!援護は頼んだぜ!」
「ア゛、オ゛ォ゛!」
千代田が素早い攻撃で、双頭のオーガの目を正確に斬りつける。
ギルドのメンバーが連携プレーで次々と攻撃を放ち、ツインヘッドオーガを倒した。

「ここでちょっと装備を整えて行くぞ」

「これは大変ですね。やはり今回のレイドは難易度が高い。 入口からツインヘッドオーガだなんて···ツインヘッドオーガーのニックネームをご存知ですか?」
「···お墓参り。」

板東の問いかけに、旬がポツリと呟いた。

「そうです。ボスとして遭遇するときはそうでもないんですが、こいつに入口で遭遇すると必ずそのダンジョンでは··· アンデッドが出てくるんですよ。」

言ったそばからアンデッドの大群が現れた。

「団長が縁起でもないこと言うから本当に現れたじゃん!」
「兄貴、攻撃しますか?!

しかしアンデッドたちは攻撃をしかけてこず、尻込みしている様子が見られる。

「なに??あいつら、何か変じゃない?」
「どうしてどいつも俺たちを見て逃げるんだ? 普通遭った瞬間に襲ってくるだろ?」
「何かに追われてるみたいじゃない?」

(最上位A級ダンジョンというので楽しみにしてきたのに···)
期待外れな敵に、旬は密かにため息をついた。

(この感じ···! まさか···?)

「急用ができてしまったようです。すぐにここから出ます。」

「え?どういうことですか?」

突然のことに板東は一瞬キョトンとしたが、その場を立ち去ろうとする旬に焦って声をかける

「水篠ハンターがいなければ、俺たちが危険にさらされる可能性があります。 水篠ハンターもよくご存知でしょう!?」

「こうしましょう。今すぐ俺と同じくらい信用できる友を呼びます。ここからはそいつが勝手に攻略するでしょう。」

言うが早いか、ベルが影から現れた。

「あ、あれってまさか···!!」
「み、水篠ハンター!あれは架南島に現れた蟻じゃないですか?!」
「よく知ってるようなので改めて説明する必要はないですね。 ここからはこいつが私の代わりになるでしょう。」

「人間を守れ。」

「では、人間以外の存在はどのように···?」
「お前の好きにしたらいい」
ベルの歓喜の咆哮が響いた。

「なぁ、今···あんな奴と一緒にレイドしろっていった!?」
「あんた、馬鹿···。 さっきあの人に突っ掛かったりしたでしょ?」

「お前をサポートする兵士たちは20体もいれば十分だろう?」
アリ兵たちとベルを置いて立ち去ろうとする旬。

「ちょ、ちょっと待ってください! 」
「このまま行ってしまわれるんですか? モンスターたちを放置して?」
慌てて訴える板東とチョンイェリムに、旬は殺気すらこもった冷たい視線を冷向けた。

「お望みなら全部召喚解除して行きますが······いないよりはましだと思いますよ」

「そ···そうですよね」

(クールダウン時間はどれくらい残ってるんだ?)

【職業専用スキル影交換 LV.1
必要マナなし
使用可能時間:1時間42分16秒後】

(くそっ! なんでよりによって…畜生)

心の中で悪態を吐きながらも、残り時間を目にした瞬間、旬は弾かれたようにダンジョンの出口に向かって駆けていた。

「み、水篠ハンター!」

「本当に行ってしまったな 」

「兄貴···。どうしましょうか」

「ちょっと黙ってろ。お前も考えろよ」
板東と千代田は呆然と立ち尽くした。

(葵の影に潜ませておいた兵士たちの信号が絶えず聞こえてくる。尋常じゃない自体がおきてる)
入り口に引き返そうと疾走する旬の前にアンデッドたちが立ちはだかった。

(邪魔···するな!!)
ほんの一瞬戦う時間すら惜しい旬は、悪魔王の短剣を呼び出した。
だが次の瞬間、アンデッドたちは襲いかかるどころか跪いて道を開けた。

「!!…?…何だ?」

(影の君主がアンデッドを扱うことのできるネクロマンサーの上位の職業だからなのか?)

「カイセル」

カイセルの羽の力を借りて一足飛びにゲートを潜り抜ける。

「わぁ!」
「あそこ見て! 」
「水篠旬だ!」

旬を一目見ようと集まった野次馬たちがゲートから突然飛び出てきたカイセルの姿を目にして歓声を上げた

「妹のところまで最速で!」

カイセルが鋭い咆哮で応えた。


※ほぼ24時間遅れとかごめんなさいー😭
睡魔に抗えない年齢😂

旬ーー!!!!間に合ってくれーーーー!!!!
オークが殴られて天井突き破るシーンは原作になかったな😂
ハイオークつよ🥰
そして旬…かっこよすぎ……
焦ってる旬てなかなか見られなくなってきたので、命の危機に晒されてる葵は心配だけど貴重な旬が見られてしまった🥺
次回は9月17日にカカペ更新‼️
果たして旬は間に合うのか⁉️
ハイオーク、葵を守って頑張れ‼️‼️

※ 友人のたこさんが韓国のkakaopageのダウンロード方法を掲載してくれています。
違法サイトはフィッシングサイトでもあり危険ですので、先読み希望の方はこちらをお試しください。
ただし実行は自己責任でお願いします。
https://note.com/t_sololeveling

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