資本主義

最近メディアで良く斎藤幸平さんという方を良くお見掛けする。
調べてみると東京の仏教系の進学校に通われていたらしく、神奈川の仏教系の進学校に通っていた私は親近感を覚える。男子校というのも大きいかもしれない。
あまりにも気になったので、彼の出ているyoutubeの動画をチェックしたり著書を買って読んだりしている。彼の主張を大まかにまとめると、現代におけるマルクス主義の再定義、ということになるだろうか。
マルクス主義と言えば、私が中学受験の勉強をしていた頃に父の部屋にマルクスの顔写真がでかでかと刷られた表紙の分厚い本が置いてあり、興味本位に読んでいたことを思い出す。
マルクス主義というのは定期的に流行るものらしく、その流行るタイミングというのも社会全体が大きな不安に見舞われた時のようだ。
斎藤さんの本を読んでいると、現代のネットフリックスなど見たいものがいつでも見れる世の中に対してやや冷ややかに考えている印象を受ける。
見たいコンテンツを好きな時に見れるのは一見すると自由だが、実際は格差に溢れた世の中に対する弱者の溜飲を下げる為の仕組みに過ぎないということなのだろう。
確かにそういう一面はあるのかもしれないが、見たいものを好きな時に見れる世の中はやはり良いものだ。

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