マルクス主義

最近よくマルクス主義に関する著作やアート作品にぶち当たる。意図的に手に取っているものもあれば、たまたま手に取ったものがそれについて書かれているものだったりする。
私は社会主義とか左翼とかいった特定の思想はない。しかし、選挙に行かないなど無関心を装い没個性に甘んじる現代の若者的なスタンスもあまり良いとは思っていない。
それに対し、何か偏った思想を持っている人は、全肯定はできないが現実の社会問題に真剣に向き合っている。
本を読んでいると、左翼の活動家が格差や貧困問題をどうにかしたいという熱意で活動を始めたなどと書かれている。そうした心情に触れると、ある一面はそう悪いものではないのかなと思ってしまう。
以前ビート武のエッセイを読んでいた際、「そんなに本ばかり読んでいるとアカ(共産主義者)になってしまうぞ」と言われたと書いてあった。
本とは大なり小なりそうしたものかもしれない。
何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。

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