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北海道・長沼町で「温泉ワーケーション」#2

北海道の長沼町における「ワーケーション受入プラン」の情報をつかんだ私は、この地で「温泉ワーケーション」を実行すべく動き始めました。

〈前回の記事はこちら〉

自営業やフリーランスも利用可

このワーケーションプランに興味を抱いた私は、早速手続きを開始しました。長沼町が募集しているワーケーション受入プランの概要は以下の通りです。

【対象者】
町外在住者で会社勤務又は個人事業主として、テレワークを行うことが出来る方。
利用前後にアンケート・レポートの提出に協力出来る方。

私の場合は札幌市在住で、個人事業主なので、対象者に当てはまります。

自治体が募集しているワーケーションプランには、会社単位の募集が多く、私のような個人事業主やフリーランスは対象外であるケースが大半です。私の感覚では60~70%くらいは個人は受け付けていないように感じます。その点、長沼町は大きなハードルをクリアしています。

もちろん、アンケートやレポートの提出は想定内です。

実際には、事前アンケートは目的など簡単なものを提出し、事後はレポートを作成しました。事後のレポートは、滞在中のタイムスケジュールや町の魅力などを写真付きでまとめました。1時間程度で作成できるボリュームでした。

1日の利用料金は1600円!

【宿泊施設】
お試し暮らし体験住宅を宿泊施設として利用。
宿泊施設利用料については長沼町お試し暮らし体験住宅実施要綱に準ずる。(1日1,600円)

なんと、1日の利用料金は1600円。普段は移住希望者向けの体験住宅として利用されている住宅をワーケーションプランに転用しているようです。

ちなみに住宅は平屋建ての2LDK。24時間換気システム・FFストーブ・ユニットバス・テレビ・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・炊飯器・掃除機・食卓テーブル・ソファ・各種食器などを備えているので、ほとんど生活には困りません。町の中心部から徒歩数分の立地です。

もともと古い物件のようですが、住宅内は要所要所で手が入っていて清潔感はあります。風呂やトイレなどの水回りも近代的なものにリフォームされていました。ただし古い住宅なので、所々汚れがあったり、設備が古かったりします。私はあまり気になりませんが、そういうのが気になる人にはおすすめできません。

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ただし、布団はついていないためレンタルになります。料金は5日間で5200円。住宅の利用料金と比べると割高ですが、それでも1日2600円程度で泊まれるのですから、十分安価といえる範囲でしょう。

徒歩圏内にコワーキングスペースもあり

【利用期間】
令和3年7月1日(木)から令和3年10月29日(金)までの間で、原則3日以上10日以内。
※土日祝日での入退去はできません。

私は7月上旬に5日間の滞在を希望。空きがあったようで、希望通りの日取りで利用することができました。期間は今年の10月29日までなので、今からでも希望者は申し込むことができます。

【利用条件】
ながぬまホワイトベースの利用を1回(半日)以上すること。
バケーション体験メニューの中から1つ以上体験すること。

「ながぬまホワイトベース」とは、街の中心部にあるコワーキングスペースのこと。Wi-Fi環境やコピー機、電源も標準設備されているので、オンラインを利用しての仕事やウェブ会議などのテレワークが可能です。

ワーケーションプランの利用者には優待利用券が発行され、ながぬまホワイトベースを特別料金で利用できます(半日1,000円 / 1日2,000円)。

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住宅にもWi-Fi環境は整っているので、そこでテレワークもできますが、オンとオフのメリハリをつけるという意味では、むしろコワーキングスペースを利用できるのはありがたかったです。私は滞在中に2日間、コワーキングスペースを利用しました。

もうひとつの条件である「バケーション体験メニュー」とは、和菓子作り体験やフラワーボックス体験、カヤックツーリング、サイクリングツアーなどのメニューの中から選びます(いずれも有料)。

私は、せっかく5日間も滞在するので長沼町の魅力を知りたいと考え、「長沼暮らし交流カフェ」という体験プランに参加しました。移住の先輩たちとおすすめのカフェで長沼の暮らしについて話を伺いました(カフェ代込みで3300円)。

以上が、ワーケーションプランの概要です。個人でも利用できるなど利用のハードルが低い点や、滞在費用をリーズナブルに済ませられる点などが大きな魅力を感じます。

そして、忘れてはいけないのが、温泉ワーケーションの要である温泉施設です。これについては、次回に詳しくお伝えします。










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