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「毎月寄付しているこの金額、私は絶対に守りたいと思っています。そのために、働いているし!」という言葉を思い出して驚いた話。

ジャンルを選んで寄付するsolioの代表の今井紀明です。昨日は地域のママ友とパパ友と家族ぐるみで仲良くさせてもらっているので、ゆっくり食事をしながら話をしていました。ビールを飲みながらのんびり。

実はそのママ友が知らないうちに僕が代表を務めている認定NPO法人D×Pに毎月寄付してくださっていることが先日わかったのですが、こんなことを話してくれました。

「のりくんのところに寄付していることで、ただ寄付しているっていうよりちゃんと有効にお金が活用されているな、と思えるようになったよ。お金が活きるっていう感覚は、労働意欲や、価値に向き合うことに繋がるから」

なるほど、寄付することで働く意欲にもつながるのか、と思ったのは感覚としてなかったので面白かったです。そういえば、ある寄付者さんにも

「のりさんのところに毎月寄付しているこの金額は私は絶対に守りたいと思っています。そのために、働いているし!」

と言われたことも思い出しました。

寄付することができる、そのために一定程度の金額を稼ぐ、という労働意欲と寄付のつながり。この話は「寄付勘」の話にもつながると思っています。

寄付というのは
・過去の経験
・自分の興味や関心
・身近な人の体験
こういったことを考えることを自分に問うきっかけになる、という話は上記のnoteでも書きました。

ただ、問うきっかけ以外にも自分の感覚が研ぎ澄まされることに寄付はつながっていることがあるだろうと思っています。すなわち、

・何のために働くのか

・何を買うのか、何にお金を使うのか

という感覚が寄付することでわかってくるのだと思います。

「何のために働くのか」はもちろん寄付するためだけに働くわけではないですが、寄付することで自分の働く原理や意味を考えます。 生活のために、遊ぶために、は高確率であるかもしれないけれど、自分のためだけじゃないものを持っていることもあります。子どものために、地域のために、山や森のために、など。

最初から自分のためだけじゃないものに気がついている場合は寄付をしやすいかもしれませんが、寄付することで原理や働く意味を気づくこともあるのだろう、と僕は思っています。

また、「何を買うのか、何にお金を使うのか」もですよね。これはコロナになってから可視化された人も多かったかもしれません。ライブハウスが危機に陥った、だからクラウドファンディングで応援しよう、となって寄付してみる。そこからアーティストにも寄付してみたことで自分には音楽関係者のためにお金を使うことには躊躇ないし、好きだから応援しているんだ、と気づくことがあったかもしれません。

医療関係者に寄付したのはなぜだろう。何を守りたかったから寄付したのだろうか?飲食店に寄付したのはなぜだったんだろうか?

きっとそういったことを考えていくと自分が購買すること、何にお金を使っているのか、ということの問いかけになっていきます。

寄付って本当に自らを問うもの、そしてお金の使い方も問うものなんだなーとママ友の話を聞きながら思いました。そんな話でした!


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