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「英会話と中国語会話を同時に学ぶワセダ式メソッド」とは

今回は、「英会話と中国語会話を同時に学ぶワセダ式メソッド」のご紹介です。

外国語学習において、英会話の学習者がずば抜けて多いことは言うまでもありませんが、中国語会話については、近年は特に増えている傾向にあります。
HSK(中国政府公認の中国語語学検定)と、日本の中国語検定の受験者数を見てみますと、この10年ほどでそれぞれ5倍前後となっています。
この背景には、中国の近年特に際立つ経済発展や、中国人のインバウンドの大幅な増加が主な要因となっているようです。

本メソッドを学んで出来ること

皆さんは、この「英会話と中国語会話を同時に学ぶワセダ式メソッド」を基にトレーニングを重ねていくことで、「リスニング力とスピーキング力」を大きく伸ばすことが可能となります。                「リスニング力とスピーキング力」を鍛えることにより、文字通り「聴いて話せる」ようになるため、実用的な会話のスキルを身に付けることができます。

また、このメソッドは学習者のレベルに合わせて活用することが出来ます。
このため、英会話と中国語会話の初心者から上級者の方まで、幅広く取り組んでいただけます。

今回ご紹介する「英会話と中国語会話を同時に学ぶワセダ式メソッド」は、私がオリジナルで考案したものです。
英語と中国語は文法的に共通する点が比較的多いため、「文法の構造が似ているフレーズを並べただけの内容ではないか」と思われるかも知れません。
もちろん、そのような安易なものでは全くありません。もしそうであるなら、これまでに同類のものが既に出回っているはずですし、そもそも、フレーズの比較などでは、実際の会話のトレーニングにはなり得ません。

本メソッドご紹介の背景

冒頭でお話ししたように、英会話と中国語会話の学習者が多いこと、そして両方の言語が文法的に似ていることから、これらを同時に、効率的に学びたいと考える学習者が増えています。

私は、以前まで「英会話と中国語会話を同時に学ぶ方法」を、あるセミナーでお伝えしていました。その際、このテーマに興味を持つ受講者の方が非常に多かったことに、正直驚いたのです。
過去は私自身も、何とかこの二つの言語を一緒に学べたら「効率的・効果的」に成果が出るのにと考えていた一人でした。このため、同じような発想の方に多く出会えたことは、非常に嬉しく思いました。

この度、この学習法を「ワセダ式」と名付けた理由ですが、単に私が早大出身者というだけではありません。
私は在学当時、早稲田の授業で英語と中国語を学び、国際系のサークルに所属していました。そこで知り合った多くの留学生、特にアジア系の留学生とは、英語・中国語を使って日々交流していたのです。そのような時期に得られた数多くの経験やヒントから着想を得た方法が、今回のメソッドに活かされているため、「ワセダ式」と呼ぶことにした次第です。

私の自己紹介

出身校の話になったため、ここで私の簡単な自己紹介をしておきます。
私は大学を卒業後、大手半導体メーカーの人事総務部に20年以上勤務していました。現在は独立し、法人経営者向けのコンサルティング事業に携わっています。
会社員だった当時は、英語と中国語を業務で使っていました。英語も中国語も、会社見学に来られた外国人のお客様や、海外の研修生を会社に多く受け入れた際に、大いに活用することが出来ました。

特に中国語については、その頃はまだ中国語の学習者が今ほど多くなかったこともあり、私が中国語で話しただけでお客様からとても喜んでもらえたことを今でも懐かしく思い出します。

本メソッドの活用の仕方と対象者

話題を学習法に戻しますが、このメソッドは、学習者のレベルに合わせて活用することが出来ます。
少なくとも、英語は「中学校卒業程度」が理想ですが、全部を完全に理解している必要はありません。
中国語は初心者レベルで大丈夫ですが、中級者でも構いません。

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