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07.CANDY CUSTOM

CANDY CUSTOM
solesのファーストアルバム「I don't want you to be dyed like that shining black」の7曲目。

ユウスケ君が先に書いてるけど、この曲はユウスケ君の前のバンドの時からメロディーがあった曲。その当時はアップテンポのインディーロックな曲だった気がします。

この曲の歌い出しと最後の声が4つ重なるアイデアはユウスケ君の提案ですね。イントロでは徐々に声が重なっていくのですが、ライブでやる時は僕が3回分のコーラスを歌う仕様です。

あとAメロのキックの四つ打ちは心臓の鼓動のようなイメージ。この時に話したことは確か「子どもが自分の部屋?に歩いていく」とかそんなんだったような。
こんな感じでアレンジは歌詞に沿って色々考えていきました。

子どもが遊んでいるような、そんな雰囲気を作っていきたかったので、シンセ系の音はブラスを入れています。ブラスの音ってsolesではこの曲以前も以降もあんまり使ってないかな。
この時に聴いていたのがくるりだったからかもしれないけど、随分参考にしました。入れる位置やどう歌に重ねていくかとか。
特徴的なギターリフがサビ前に入っているので、僕の方では最低限の音を入れるだけにしました。すごくシンプルだけどそれが難しい。

あとsolesでは珍しくリズムにリムショットを入れてるのもポイント。ユウスケ君の言うDメロは一旦静かになるので、そこでリムショットを使ってます。ギターの音も相まってなんか少し切なさを感じる気がする。

全体のアレンジはこんなイメージですが、実は大サビは元々1番のサビと同じ長さでした。
でももうちょっと長くてもいいかなと思って、ユウスケ君に「最後のサビを付け足して、心に刺さる言葉を入れてください。」と言った気がします。本人は悩んでたみたいですが、最後のフレーズの言葉が入ることによって、この曲が完成したと思います。


つまずいて すりむいて 全部嫌になっても
ほらね あの子と僕の合言葉を

(いしつかねこ)

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