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DAY6:2.5次元または原作付のお勧め作品〜舞台『幽☆遊☆白書』〜
「伊達にあの世は見てねぇぜ!」
朝の7時30分からテレビ大阪で再放送していた『幽☆遊☆白書』を観て、チャンネルをNHKに移し『まんぷく』を観てから家を出る。
2019年春。私のモーニングルーティン。
幼い頃にぼんやりとしたアニメ映像の記憶がある『幽白』が、本当にたまたま再放送していることを知り、通勤前の娯楽にしようと録画せずにたまたまリアルタイムで観ていた半年後。たまたま当時の営業先の担当さんに誘われた。
「舞台『幽白』のライブビューイングのチケット、1枚余ってるんですよ。一緒に行きません?」
舞台『幽☆遊☆白書』は2019年上演の2.5次元作品。(原作はみなさま大好き冨樫義博先生の人気漫画。舞台版の主軸はTVアニメ。)
脚本・演出は伊藤栄之進氏、オフィスENDLESSの制作。
(私が観た2.5次元は伊藤さんの脚本・演出作品が多いので、伊藤さんのお名前は出てくる予定。)
映画館の大きなスクリーンに映るアニメと「同じ」で「違う」数々のシーン、キャスト陣の圧巻の演技に引き込まれて、ずっとアトラクションに乗っているような楽しさだった。
舞台『幽遊白書』LVにお邪魔して参りました。本当に素敵な作品で、座組で、舞台でキャラクターたちが生きる姿を見ることができたことに感謝。(大好きなぼたんちゃんがイキイキと跳ねている様が可愛らしいったらありゃしない!)すでに「仕上がっている」作品に新しい可能性が芽吹いた瞬間を→
— 千陽(chiharu) (@3x9yuki) September 22, 2019
感じられてワクワクしたし、観劇に対して初心に戻れた気がします。スクリーンの向こう側、役者さんの心意気をきちんと受け止められるってしあわせだ。
— 千陽(chiharu) (@3x9yuki) September 22, 2019
だから舞台が、演劇が好きなんだなァという感覚を身体と心が忘れないようにしたいなと改めて思いました。ありがとうございました!
2.5次元作品の演出というと、照明や映像が華美なイメージを持ちがちかもしれないけれど、舞台幽白は、余計なものが一切ない。映像演出も最小限で、演者の生気と情熱、滑らかにページが捲られていくホンに圧倒される。
観客としても、創作側としても、初心に還らせてくれた演劇作品。
特に好きなのは、コエンマ様(as荒木宏文さん)がストーリーテラーのような役割を担っているところ。原作を読んでいない、観ていない人も安心して舞台を楽しめるようになっている。伊藤さんの粋な計らい。
ちょっと贔屓目もあるけれど「コエンマ様」がちゃんと「コエンマ様」だったのは、本当にすごい。アニメでは田中真弓さんが演じられていて、その声のイメージが強いから舞台ではどうなるのだろう…と思っていたから。
リモコン持って出てきたコエンマ様に「わあ!コエンマ様だ!!」と心が震えた。あの時の感覚はいまでも覚えている。
コエンマ様がマント翻して去っていくの、とてつもなくツボでした。新しいリモコンをご購入されるの楽しみだな。笑
— 千陽(chiharu) (@3x9yuki) September 22, 2019
(原作を知らない方でも理解しやすいようにストーリーを区切り、つっかえることのないように纏められた脚本と演出、流石でございました。)
加えて、ぼんやりとした記憶でも幼い頃から大好きなぼたんちゃん(as平田裕香さん)がかわいいのなんのって。
平田裕香様のぼたんちゃん、ハイパーメガMAX最高です。知らない方は損してます。何から何まで百億万点です。これ以上の3次元ぼたんちゃんはいないので、たくさんの方に観てほしいです。
— 千陽(chiharu) (@3x9yuki) November 30, 2020
(好きが限界突破すると語彙は失われるものなのです) https://t.co/97GFYAGVAn
(ツイートは2020年の続編時のもの)
ぴょこん、と舞台に登場した瞬間から愛らしさが爆発していたぼたんちゃんを、全人類は目撃するべきだと、本気で思っている。
また、平田さんの明るくて優しい”声”は観客をよりステージの世界へと引き込んでくれる。全く見えないけれど、確かにその声は輝いているのだ。春の木漏れ日のような、あたたかさ。誰もが感じられるはず。
何度も言う。全人類よ、すべからく見よ!(作品も版元も違う)
演劇はビデオや録画番組のように早送りも巻き戻しもできない。幕が降りるまで再生しっぱなしで融通が効かない。瞬間の切り取りでもない。
舞台上で繰り広げられるのは「そのときだけ」の物語であり、誰かの人生。それを改めて気づかせてくれる、大切な一作が舞台幽白だ。
(どの作品もだけれど)舞台幽白は「2.5次元」という色眼鏡をかけず、ただ純粋に「舞台」として観てほしい。
こんなに「ものづくりが楽しい」と思わせてくれる作品には、なかなか巡り会えないと思うから。
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