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あの切ない曲の感じがその時の気持ちに寄り添ってくれた

あいみょんが歌う「君はロックを聴かない」の最後のところの言葉が好きです。

僕はこんな歌であんな歌で
恋を乗り越えてきた


恋のこともありますが、他にもいろんなつらいことや悲しいことがあったとき、好きな歌を口ずさむことで、心を揺さぶられて、もう少し頑張ろうって思わせてくれたのです。


落っこちてしまったけど、ある試験の帰りの道すがら、試験が全然だめですっかり悲しくなってしまったときに、スピッツの「ロビンソン」が頭の中で鳴っていたのを今も覚えています。
あの切ない曲の感じがその時の気持ちに寄り添ってくれたのかもしれません。


音楽は気分を変えたり、勇気をくれたり、元気をくれたり、心の支えになってくれます。
気分がいいときも、落ち込んだ時も、大好きな歌詞を大きな声で歌ってみたくなります。

そんな歌をつくるシンガーソングライターっていう人たちはすごいと思います。


僕の場合、どうしても、大好きなアーティストは、70~80年代に活躍した人たちばかりになってしまいます。

時代が移り変わり、次々にいいアーティストが世に出てきているのは知っています。興味、探求心は無くしていないつもりです。結構いろいろと聴いています。音楽に関しては、頑固ではないほうです。

ただどうしても聴いてきた時間の積み重ねがあるので、どうしてもホームグラウンドに戻ってしまいます。

でもそれは仕方がないと思うのです。
多感な時期に聴いた音楽というのが、思い出とともにその人の感性をつくっているように思うのです。


だれにでもきっと、悲しいとき、楽しいとき、いろんなときに聴きたい歌、歌ってみたくなる歌があります。
そして、そこにある詩に刺激されて、思いにふけるうち、いろんなことを考えることができます。

いわゆる文学の詩人の詩というのもあります。
ときには詩集を読むこともあります。

小説のなかの一節にも心に残る言葉があります。

でも歌の歌詞は、メロディと同時に受け取ることで感動が増すのでしょう。
口ずさむことができることで身近さに繋がっているのだと思います。


もはや一日たりとも、音楽を聴かない日はありません。

今夜はこれを書きながら、いろんな思い出とともに、いろんな歌を思い浮かべて、明るくなったり、しんみりしたりして、なんだか心地よい気分に浸っています。


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