VOL.668 ケーパー 〜用語辞典
ケーパーは地中海沿岸に自生するフウチョウボク科の低木のことです。レシピで登場するケーパーは、開花する前のつぼみを酢漬けにしたものを指します。なお、ケーパーのほかにケイパーやケッパーと呼ばれることもあります。
ケーパーのつぼみには、ほのかに甘さがあります。そして、酢漬けにしたケーパーは、酸味と独特な風味が特徴です。日本で店頭に並んでいるのはほとんどが酢漬けのケッパーですが、海外では塩漬けにしたタイプもあります。塩漬けにしたケッパーは酸味よりも塩味のほうが強いため、味が少し異なります。
オリーブを少しさわやかにした風味で、実の中に入っている小さな種のプチプチの食感が楽しめます。
料理にどのようなアクセントを加えたいかによって酸味のある酢漬けか、塩味の強い塩漬けかを選ぶといいでしょう。
また、開花したあとの実はケーパーベリーと呼ばれます。
ケーパーがつぼみを酢漬けにしているのに対し、ケーパーベリーは花が咲き終わった後にできる実を塩と酢で漬けた食材です。
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