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山口探訪録 秋穂88ケ所霊場「岩屋山地蔵院」

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私たちが活動拠点にしている山口市秋穂町。
山口県の中央部から南方面の海沿いに位置しています。
今回、この地域で親しまれている岩屋山地蔵院さまに、取材をさせていただきました。

プロフィール

秋穂町には、四国のお遍路を巡ったご住職がその砂を持ち帰り、各所を札所としたことを起源とする秋穂88ケ所霊場があります。岩屋山地蔵院は、この秋穂88ケ所霊場の83番札所とされています。

さらに、山陽花霊場の6番札所にも選ばれています。こちらは沙羅の花をシンボルとした広島・岡山・山口の24ケ所の霊場のことを指します。

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訪問記

ここには車で訪問したのですが、駐車場に入るには中々に狭い橋を渡る必要があり、普通車でぎりぎりでした。車で来られる方は、橋を通るときに注意が必要です。
ただご住職によると、橋は近いうちにマイクロバスも通れるようかけ替えられる予定だそうです。

院内は、ご住職にお話しを聞きながら、各所を案内していただきました。
地蔵院の名の通り、境内には多くの地蔵が並んでいます。そして、地蔵の前には番号が振られていました。
この番号は88ケ所霊場を表していて、境内をめぐることで、簡易的な霊場巡りを行えるということでした。

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境内にて最も目を引いたのは、人面岩と呼ばれる巨石です。巨石信仰のご神体で登れるようになっており、登ったところにある対面の岩には不動明王が彫られていました。
またこれらの岩の間は通れるようになっていて、安産祈願のスポットになっています。岩の間を産道に見立てているようです。

登ってから見る景色は、よく遠くまで見えて清々しい気持ちになれました。夕日の時間はよりきれいに見えるそうなので、いずれ行ってみたいですね。

ちなみにこの岩、小学生でも軽々と登っていくそうです。高さは10m位あるらしいんですけど。

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今回訪問した時期が12月ということもあり、すでに紅葉はほとんど落ちていました。ですが多くの葉が落ちていたので、見頃の時は素晴らしい光景になるだろうなと思いました。これは来年の楽しみにしておきます。

さらに山陽花霊場と呼ばれるように、様々な花が境内には存在しています。特に日本シャクナゲは高所に咲く花なので、山口では珍しいそうです。
桜も種類があり、ご住職は境内の桜なら全部わかっていると仰っていたので、桜の時期はご住職のお話を聞きながら楽しむのも面白いのではないでしょうか。

最後には、お参りの作法と意味を教授いただき、お参りをしてから院を後にしました。ご住職は非常に優しい方で、こちらがなかなか理解していないことも、丁寧にわかりやすく説明していただけました。
本当にありがとうございました。

近頃流行になっている御朱印や、人が多くなる時期は茶房も開いているので、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください。
ただし、マナーは守りましょう。

写真

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