不動産会社が今できることって何だろう?
こんにちは。SOLASplanning土屋麻衣子です。
近頃、「コロナウイルスの影響で、マンション価格が〇%程度下がるでしょう」
そんな不動産関連の報道が少なくありません。
色々な人が色々なことを言いますが、おそらくやるべきことは、「今できることを考えて全力でやっていく」ということなのだと思っています。
緊急事態宣言が出て初めての週末、ある大手の仲介会社さんが、マンションのオープンルームをしていました。何か、開催しなければいけない事情があったのかもしれないけど、おそらくお客さんも来ないだろうし・・・
片や、いつもLINEで物件情報を送ってくる不動産会社さんからは、
「お家で過ごす時間が増えた今。ゆっくり住まいについて考えてみるのはどうでしょうか」
というメッセージとともに、「住まい選びのコツ」についての自社記事リンクが送られてきました。
先の見えない不安感で、購入意欲が減退している人が多いのは確かなので、一歩引いて、だけど顧客とのつながりは保つ、という上手な取り組みだと感じました。
こういうコンテンツを日ごろから蓄積しているのは、財産であり、このような不測の事態において、打つ手の一つになるのだと思います。
オンラインで自宅にいながらの内見というのも増えています。
賃貸ならオンラインで部屋を見て申込もアリかもしれません。でも、購入の場合、現地を見ないで買付を入れるのは、ハードルが高いのではと感じます。
また、自分が物件探しをしていたとして、物件情報サイトに「オンライン内見可」とあったら、「今はお客さんが少ないだろうし、強めに営業されちゃうのかも・・・」という思考が働くと思います。特に私は強めに営業されるのが苦手なので、そう思ってしまいそうです。
なので、表向きだけでも「こんな時だから、営業はしません。自由に見てください」というスタンスを明言してもらえたら、この巣ごもり期に物件探しをしやすい気がします。
物件を見ているうちに、諸経費のシミュレーションとか、情報がほしくなるかもしれません。情報が必要なタイミングで提示することで、その先にもつながりやすくなります。
押せ押せの営業が難しい今、できることは何か、考えていきたいですね。
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■Profile
SOLASplanning 代表・土屋麻衣子
不動産の「見せ方」を軸に、販促/賃貸募集コンサル・ブランディング・販促ツール制作などを行っています。
実績:中古マンション再販会社さま/不動産仲介会社さま/物件オーナーさま
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