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#詩

私はとても幸せだった、つまり、とても孤独だった

私はとても幸せだった、つまり、とても孤独だった

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凍てついた晩に ふざけて口にしたことを
朝になって 嘘だったとは云うまい
なにかの足あとが 星のように
雪のうえに つづいている

さようなら 副馬たちが眠たげに
ぴんと張った手綱のさきで 身を震わせる
揺れでもすれば かしいだ頸木の端を
道標が引っ掻くことだろう

黒ずんだ轅が 不規則にたわむたびに
わたしは思いだすのだろう 
あそこでは 友らが笑い
いつもと同じ椅子や机が

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