本城直季(un)real utopia/美術展
東京都写真美術館で行われている本城直季さんの写真展に東日本大震災で被災した釜石市の写真がある。かつて街だった場所に瓦礫は散乱し、作業のための車がある。
しかしミニチュア化された被災地はちっぽけで現実離れして見える。
だがその地では数千・数万という人が亡くなり被災している。その現在とのギャップに恐ろしいものを感じた。そして、311や被災地というものから随分と心が離れていってしまったことを突きつけられているような気もした。そして311を忘れるなという強い意思も感じた。
ミニチュア化と形容される写真の数々。それにはフレッシュとワンダーが詰まっている。
そして、自分の生きている世界はちっぽけかもしれないという気付きも、そしてちっぽけな世界で生きてる人がいうということも。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?