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Day14,最後の日、感じたこと(WTBF)

前日に何とか宿泊でき、アッラーの偉大さを感じました。この日を最後に、ついにサウジアラビアを出発します。

いま、この文章を乗り継ぎのリヤド空港の待ち時間で打っているのですが、正直、最初に空港に降り立った時は、トーブやアバヤで覆われたムスリムの方々が少し怖く感じました。

たぶん意識はしていなくとも、浴びせられるニュースにイスラムへの恐怖心が、ステレオタイプのようにあったんだと思います。

しかし今、帰りの空港で同様に囲まれていると、彼らを見る目が全くかわった自分がいます。

現地の人と話して感じたのは

ムスリムの人だってオシャレしたいし、かっこよく・かわいく見られたい。

若い人はSNSに夢中だし、いろんな人と共有したい。

みんな熱気球に乗ってみたいし、乗ったとき感動するのも皆同じ。

アバヤやトーブで隠された中身は、僕らと変わりない人間で、

いま子供たちが珍しそうに、私のほうもちらちら見る仕草は、日本の子供が外国人を見るのと何ら変わりない様子です。

共通の原理原則が、世界にはあることを再認識したような気がします。

熱気球でのフライトもそんな気がします。

初めて飛ぶエリアは不安もあるのですが、形に沿って流れる風や天気の変化は、日本のそれと全く同じでした。

実際外国に行ったら気球を操縦するより、車を運転するほうが怖いです。

知らないもの、人、場所を恐怖として反応せず、好奇心で反応して理解するように接すること。そして共通項を見つけたとき、パラダイムシフトが起こったような快感で、かけがえのない成長の機会を与えてくれることを実感しました。

だからこそ、熱気球を通してまだまだ世界中を回って、景色や考えや文化の違いを知り続けていきたいと、いまこの瞬間に感じています。

こんな体験を、いつか自分以外の人も味わえる機会を提供できればと想像を膨らませつつ、そろそろ飛行機に乗ろうと思います。

見てくださった方々、ありがとうございました!!

おわり


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