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推しになりたい


単刀直入に、
私は推しになりたい





この願望は何も今始まったことでは無くて
かれこれ3.4年は経ったと思う


そして私はこのことについて誰かに話たかった
でもどう話したらいいのかわからなくて


でも今、少しずつ、自分の言葉で
ここに記していこうと思う






推しになりたいなんて
簡単に言えることでは無いと思う
これは本当に

長らく見てきた相手なら
とても好きで仕方ない相手なら
尚更そう思うし、思われるだろう

何を見てるのか
舐めてるのかって



私の好きな人達に
とてつもなく憧れている、ということなのだと思う


簡単に文字化していい感情だと
私自身が思えなかったから

文字だけで見るとあまりにも簡単で、、苦しい



推しになりたい

最近より強く思うようになったこの感情


私の大好きな彼らは

私達が想像できないような
私たちの見えないところで

決して簡単には言えない重たい意味での
努力、苦悩、絶望、悲しみ

これ以上の何かを抱えていると思う

それでも私たちには元気な 明るい姿で
笑顔を見せてくれる


彼らが信じられないほど裏で努力していることは
知っている
見えないものと奮闘しているのも



でも彼らはいつも
いつもを夢見ている
目標がある

賞、コンサート、海外...
もっともっと上を目指している


羨ましいと思う

私には目標がない

私がいやいや今の学校で資格のために勉強、実習を繰り返している間も
彼らは汗を流しながら努力を続ける

ただ与えられた立場にいる私の反対で
海を越えた場所、でも決して遠くは無いその場所で

彼らは高い目標、でも確実に
その日を夢見て努力しているのだろう

目標を持つことは簡単では無いと思う
成り行き  という言葉があるように
目標がない人も多いはずだと思っている

だから望み高いその欲望を持った瞳で
ギラギラさせながら 輝く彼らが
私はとてつもなく羨ましい



彼らは1人では無い
いつも誰かに愛されている

たくさんの声援 愛を送るファンがいる
でもそのファンが反対に恐れる対象になることもある

それでも
メンバー、仲間がいる
長年共に、家族より過ごしたと言ってもいいほど
一緒にいたメンバー
もしかしたら自分より自分のことをわかってくれる
そんな人が近くにいる
何かがあった時、支えてくれる心配してくれる
それぞれの方法で助けてくれる仲間


自分は誰かから必要とされている
愛されている
そう教えてくれる存在がいること

羨ましいと思う

自分がどんな人間なのかよく分からない
大切な友達はいても いつも近くにいるわけではない
1人夜通しで泣く夜が多い私には
何より羨ましいかもしれない


彼らは "周り"を大切にする
愛を伝えてくれる


家族、友達、メンバー、ファン、会社の方...

羨ましいほどに大切にしていると
いつも感じている


「優しい」
そう言ってしまえばそうだけれど
それだけでは無い

暖かくてまあるい心や瞳、笑顔で大切な人を見ている


普通なら恥ずかしくなってしまう言葉や行動も
平気そうに

「愛してる」と抱きしめて そう言うのだ

自分を愛してくれる人 大切にしてくれる人に対して
それ以上の愛で返してくれるのだ


私が 家族や友達に腹立ってしまう時も
何か無性にイライラしていることをぶつけてしまう時も

彼らは誰かを 優しく見ているのだ


自分はなんでこんなにも人を大切に思えないのかと思ったことがある

優しいだけじゃない、大切に、愛を含んだ感情で他人を見れないのだろうって



自分に無いものを沢山持っている彼らが羨ましい

私には無い感情を持つ彼らが



いつもどんなことを考えて
どんなものを見て過ごしているのか


その瞳や身体に取り込む
素敵で綺麗な暖かいものがどんなものか知りたい



憧れる人は沢山いるけれど
面接で聞かれた時に答えるようなテンプレはあるけけど


私が心の中で常に思っている本気でなりたい相手は
"推し"



だから私はこれからも
彼らを好きという抑えられないくらい大きな気持ちと
同じくらい大きい憧れを持って

"推し"ていくのだと思う

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