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《Adobe》土砂降りの雨の中でピクニックを楽しめる広告《指定企画》


土砂降りピクニックだと⁉︎

思わず何度も読み直してニヤリとした課題でした。

キャンプでなくピクニックか〜
面白いところついてくるな…と

早速ピクニックについて調べました。

ピクニック(英語: picnic、フランス語: pique-nique)とは、散歩などの途中に野外で食事をすること[1]。自然豊かな場所に出かけて、あらかじめ詰めて運んだ食べ物をそこで食べること[2]。日本語の古語では野掛け(のがけ)という。
Wikipediaより

ある日朝の散歩をしていると

急に雨が…瞬く間にどしゃぶり
東屋に駆け込んで雨宿りしてると
ふと絵コンテを思いついて
紙に描く間も無く動画撮影開始

カップヌードルの自販機って知っていますか?


https://www.youtube.com/watch?v=qRSKcxHtKGU

以下コンセプト

・状況の分析
付き合いの長いカップル(性別問わず)
10代の頃からお互いを知っている夫婦

・伝えたいこと
10代の頃は友達同士や彼氏彼女と雨でずぶ濡れになる1ページがあるかなと
ただ、大人になると土砂降りの雨の中でずぶ濡れになることは、そうないのではないでしょうか?
大雨の中でカップ麺をすする非日常を懐かしみ楽しんでいる余裕を感じていただけると幸いです。

雨に濡れて身体が冷えているであろう相手を気遣う部分と
あえて雨の中でずぶ濡れになりながらも一緒にヌードルをすすりながら他愛ない会話をしたりできる関係って、信頼感がお互いないと成り立たない構図
一節に「青春の思い出」とありますが、実は10代の頃を懐かしんでいるだけでなく今この瞬間も青春であるという意味が隠されています。
いくつになっても、何年一緒にいても、また青春の思い出を作ることができるんだよというメッセージも込められています。


水に濡れたり身体が冷えるととあたたかいカップ麺がおいしいと感じますよね。
秋冬にかけ雨が多くなっていく季節ですので
ずぶ濡れになりながらカップヌードルをすするとまでは行きませんが
温かいものが恋しくなる季節です。

身体を温めながらお腹も満たして心も満たす。
どしゃぶりの雨はそれを伝えるためにはインパクト大かなと思い制作に至りました。

・このクリエイティブにした理由
どしゃぶりの雨を視覚と聴覚で感じて欲しくて。
長すぎると飽きるのでストーリーも含め1分以内にまとめました。
どしゃぶりの雨と初秋の光の色合い、カップラーメンという組み合わせがハードボイルド小説のように感じたので
JAZZ調のミュージックと男性の一人称でストーリーを語ってもらいました。


・この広告を見た結果、ターゲットはなぜその行動変化を起こすのか

雨にぬれて最悪と思うのが普通。

ただ、必ずしもそうではなく
最悪な状況すらも視点を変えて楽しむ心掛けを提案しています。
カップヌードルが身近で手に取りやすい存在であるという所に着眼をおきました。
(コンビニでもお湯は入れることができる)
共感を呼ぶストーリーに置いて大切なポイントは真似しやすいかどうかです。
雨の中でずぶ濡れとまでは行かなくても

雨の日のお昼ご飯にカップ麺を食べながら窓の外の雨を眺める…という風に
気分に浸る、真似できるという所がポイントです。


******

最初はBGMが和田アキ子さんの「古い日記」で15秒の動画だったことはここだけの話

ただストーリーに共感持たせるだけの尺がなかったので
ロングVerの60秒になってしまいました。

この動画を作るにあたり
日清食品に大丈夫なのか電話をしたんですが
超神対応でした。

やはり
俺たちのカップヌードル!

普段食事には気をつけていても
たまにどーしても食べたくなります。


オトハタ

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