サンダルから恋愛論へ
これは世間知らずの戯言である。
私は靴下をはくのがめんどくさいという理由でサンダルを履くようになった。たしか去年の夏も履いたし、足にはぴったり合うはず…と思いながら歩きまわること1時間。
きちんと靴擦れをした。足の親指の皮がむけて痛い。
これは私の歩き方のせい? まあ少し色も剥げてきているし、新しいものを探そうとおもってぶらぶらとショッピングモールを歩く。
8月になって、お店は秋物を入荷するためにあちこちでセールをして在庫を売りきろうとしていた。金欠大学生にはありがたいことである。が。
ない。予算内でヒールが高くなくて、デザインが気にいるサンダルがないのである。
「そんなわけで手ごろな価格帯にデザインが好みで歩きやすいサンダルがなかったの。」
「履きやすくてかわいいサンダルなんてこの世にない。これは真理」
友達と話しながら、ふと思った。これを恋愛に例えると…?
この世界には顔が好みで性格が自分と合っていて、かつ自分でも落とせそうな恋愛対象となる性の人なんていないのでは?
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