人の顔色をうかがってしまう、をポジティブ変換してみる

 これは毎日自分の内側で行われるどうでもいい脳内会議の議事録(を、編集したもの)。

 本日の議題:なぜ私は自己肯定感が低いのか

 そけい1人の思考を適当に複数人に分割してお送りします。

「またこの議題? 今度は何で落ち込んでるのよ」
「まあ、自己理解を深めるのはいいことだから」
「議論はじめるよ」 

「いいかえるなら自己肯定感が低い=自信がない ってことじゃない?」
「人間ひとつくらいは自信があるものがあるだろ」
この前同級生からもらった言葉を思い返す。同じことを繰り返しやすい脳内会議を前に進めてくれるのは外界からインプットした新しい価値観である。

「自信があることも分野によってはあるんじゃない。常にびくびくしてるわけじゃないしね」
「ってことは 自信がない=怖い ってことかな」
「なんか具体例出して解像度あげてこ? このままじゃいつもと同じ結論になってふわふわして終わるよ」
「議題が広すぎるから対人関係で絞るぞ」
「だいたいうだうだ悩むのそれだしね」


「箇条書きでまとめるとこんな感じ?」

ほかの人といるときに恐れていること

・自分が空気の読めない振る舞いをすること
・人から敵意を向けられること
・失言をして場を凍らせること
・マナーのなっていないことをすること
ほかの人の時間を奪うこと
ほかの人の手を煩わせること


別に怖くないこと


・数人(少数派)に嫌われること
・ほかの人とずれている、変わってると思われること

「今まで嫌われるのが怖いから人と関わるのが怖い、という結論を出してたけど別に嫌われること自体はそこまでなんだね」
「それ以上に場を乱す、ほかの人を不快な気持ちにさせること、が怖い、んだと思う。」
「ほかの人の時間を奪いたくない、って思っているやつに恋愛とか一生無理だろw」
「周りの人に楽しい気持ちでいてほしい、っていうのが強いんだね。それはいいことなんじゃない?」
「とりあえず今日のところはここまで」

 いつも自分というものがなくて、他の人の顔色をうかがってしまう。でも。それは、集団の和を大事にしている、とも言い換えられるのかもしれない。




 

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