0202「妄想が好き」

昨日は20時からユベンティーノな先輩に飲みに連れて行ってもらい、実に美味しい日本酒をいただきながら会社の人や状況をサッカーの選手やチームやらに例えて盛り上がるという趣深い時間を過ごさせていただいた。その後いつもお世話になっているバーへ行ってマスターと、居合わせたお客様方と一緒に決勝戦を観戦した。試合後も3時過ぎまでマスターとサッカー談義をさせていただいた。私は先輩にリケルメとして例えていただいた。恐れ多い。

今回のアジアカップの試合はここまで全て独りで観ていたので、久々に誰かとサッカーを観た。やっぱりサッカーは誰かと一緒にあーだこーだ言ったり一緒に頭抱えたり、喜んだりしながら観た方が面白い。一緒に観ている人と会話が生まれれば、その場で話すというのはある意味一番コストの低いアウトプット方式なのでそこで自分のインプットの質やその解釈の精度を測れるのも面白い。

一夜明けて決勝の試合について色々な分析や批判や意見が飛び交っているが、パッと見た限りでは相手の最終ラインに対するプレスの方法がどうだとかカタールの育成がどうだとか優勝しなくてよかったとかカタール上手いとか吉田がどうだとかそんな感じだろうか。

パッと見では見かけなかったが個人的にはボランチのところが物足りなかったなぁと思う。準決勝までは遠藤航が広範囲を動き回ってカバーしつつ両足から精度の高いパスを出していて間違いなくキーになっていたと思うのだが、彼を欠くと厳しかった。特に柴崎に関しては縦パス一刺しの期待はあるものの守備の局面でいて欲しいところにいてくれなかったりセカンドボールを回収しきれなかったり、相手に対して正対して身体張るとかそういうところがもう少し見えないと守備面でチームの負担が大きくなってしまうと思う。前線に押し込む迫力もないので彼自身がシュートを打つシーンもほとんど見なかった。カタールは最終ラインこそ整備されていたもののバイタルの管理が甘くなることがあったのでボランチがそこを突く、あるいはそこでセカンドボールを回収できれば面白かった。

しつこく柴崎の話をすると、彼を起用するならやはり遠藤航とか守田とか(長谷部とか)、ピッチの広範囲をカバーでき、中盤の底を支えることができそうな選手と組んでもらうか、山口蛍&井手口に脇を固めてもらうとかそのくらいしないとなぁと思う。

妄想が膨らんできたのでカタール戦の後半を思い出しつつさらにひどい妄想をする。前提としてあの状況で組織が整ったチームをこじ開けていくのはトップレベル同士だと守りきる方に分があると思う。今節のシティもリバプールも(不運な部分が多少あったにせよ)勝ち越したニューカッスル、引き分けでOKと決めたレスターをこじ開けることはできなかった。だからこそアジアカップのこれまでの戦いで、パスを左右に振りながら相手を間延びさせてできたスペースを突く、的な攻め方がほとんどできていなかった日本にこじ開けられる雰囲気は感じられなかった。そういう訳で、できるなら左に中島翔哉、右に家長を投入してみたかった。中島翔哉のニコニコしながら相手を複数枚引きつけられる力や涼しい顔しながらフィジカルを発揮して突破する家長の姿を見てみたかった。なんやこの妄想。

結局誰を見てみたいとか誰と誰を組ませてみたいとか、そういう井戸端会議的な妄想が個人的には面白い。裏解説を聞いたり戦術の知識を得たり、触り程度の分析をしてみたりしているが、こういう妄想がより明確に膨らむようになるのが私の当面の目標なのかもしれない。

今日もダラダラ書いてしまった。

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