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子供たちの底力を見た!学校祭の取組

学校祭本番のステージパフォーマンスを2日後に控え、本日は、学年の全グループによる、リハーサル。

コロナの関係で、3年生のステージ発表のみが行われてきた2年間。

今年は3年ぶりの、全学年の発表がある学校祭となりました。(とはいえ、新型コロナ感染症対策の関係で、時間を分けた各学年ごとの発表を保護者に参観していただき、午後からの3年生の発表は1、2年生はTV視聴という苦肉の方法による開催)

私の所属する2年生は、「○○中ピック」とオリンピックを文字ったテーマのもと、学年一丸となってステージを盛り上がるという企画を行います。

ダンスあり、演奏あり、歌あり、ピクトグラムあり、CMありのバライティーにとった40分間を全生徒でやり切ります。

初の全体合わせリハーサル。

オープニングのピクトグラムから、観客の生徒が笑いと拍手が起こります。

特技チームのパーカッションでは、自然と手拍子が起こる。

演目と演目の間には、司会チームがアドリブのインタビューを続行。

アドリブにも関わらず、スラスラとマイクをむけて感想を拾っていきます。

答える方も、恥ずかしがらずに、コメントをつないでいきます。

ダンスでは、次々に変わっていく曲のテンポに合わせてた拍手が途切れることなく続きます。

日頃は、勉強が苦手で、引っ込み思案なA君。

彼は、ダンスチームの「オタ芸」グループのリーダーです。

「自分が踊りを正確に覚えないと、みんなに教えられないから」

と、家でもかなり練習しているとか。

舞台の中央で、クルクルと蛍光の棒を回すA君。

登場の立ち姿から、もう全くの別人。

正面の一点を見つめて構えのポーズ。

曲と同時に、動きが爆発します。

普段の2倍速?と思わせるほど、実にキビキビと動きます。

何の迷いもないキレッキレ、吹っ切れたオタ芸。その表情がまた、なんとも自信に溢れている。

格好いい!

気がつけば、私は彼に見惚れて夢中で手拍子をしていました。

やっぱり、学校祭ができるってありがたいな。

ちょっと涙が出そうになりました。

人は誰だって輝けるものを持っている。

そんな当たり前な、でも授業中心の日常だと忘れてしまいがちなことをA君のオタ芸は思い出させてくれました。

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短い練習時間。初めての取組。

それにも関わらず、演者も観客も一体になっている。

「2年生で演者と観客が一体となったこんなにも気持ち良いリハーサルってそうそうないよね」

リハーサルを終えたあと、職員室ではこんな声が聞こえてきました。

「いや、本当に気持ちの良いリハでしたね」

私も笑顔で応えます。

日々、対処しない問題も何かとありますが、今回の学年リハーサルはまさに「心が洗われる」時間となりました。

こいうのを教師冥利に尽きるというのかも知れません。

素晴らしい生徒たちに感謝です!

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※生徒たちとの奮闘する青年教師の34年の軌跡を物語にしています。

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