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誕生日って祝う方も幸せだねっていう話

 気がつけば30歳になっている僕。
10代や20代前半までは1つずつ年を重ねて
「おめでとう」と言われると純粋に嬉しかった。

でも20代後半からは祝われること自体は嬉しいけど
同時に年を取ったことを嫌でも感じるので
素直に喜べなくなってきている。

もちろん、誰にも祝われないのはもっとも悲しいけど。
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 11/6は僕の誕生日ではないけど、ちょっと特別な日だ。

この日は僕の一番の親友(=相棒)の誕生日。
昨年こそメッセージだけで終わってしまったけど
2年前は相棒の住むシェアハウスに忍び込んで
サプライズで祝った。

今年はうまく予定が合ったこともあってフランスで祝えた。

高級レストランに行ったわけでもなく、
シャンパンを開けたわけでもなく、
高価なプレゼントを渡したわけでもない。

相棒の食べたいパティスリーをご馳走したり
僕が一番のお気に入りの観光名所に連れてったりしただけだ。

特別な計らいは
なかったけどそれで十分だった。

特別な場所で特別な時間を
過ごせたから。

相棒の喜ぶ姿を垣間見れて、ただ一言
「ありがとう」の言葉をもらえたから
僕も祝ってよかったなと心から思えた。

初めて自分の誕生日を祝われるよりも
誰かの誕生日を祝う方に幸せを感じられた。

一方相棒は僕の誕生日祝いに
パリのディズニーランドをプレゼントしてくれた。

特別な場所で特別な時間を過ごせただけでなく、
相棒は僕に特別な計らいをしてくれた。

いつも僕の上をいく相棒には敵わないなと思った瞬間だった。

来年こそ、僕も相棒に特別な計らいができるようにするぞ、
そう心に誓った。

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