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透明な巨人の胃袋の中で

ここ3ヶ月程、毎日、朝から晩まで積み木を作っています。同じ形のモノを約2000個も作りました!

同じ作業の繰り返しの中、ラジオから流れる素晴らしい音楽に心奪われて、酔いしれていたら、手は勝手に、真面目にせっせと働いていて、イッツ オートマチック!(古)ちょっとビックリしました。

いや~、世の中にはほんとに素晴らしいミュージシャンがいっぱいいますね。そして、素晴らしい曲がたくさんあります。これはもう、素晴らしい音楽を作ることはわたしたち全体のひとつの目的ですね。たとえ、直接音楽の制作に関わっていないとしても。

お弁当をいただきながら、そんなことを考えていたら、自分たちは、お腹のなかにいる無数の腸内細菌のような存在で、音楽という目に見えない大きな身体の中の、そのまた、胃袋の中にいて、素晴らしい音楽という身体を支えるために活動しているんじゃないか?とか、とまた空想してしまいました。

そしたら、透明な巨人のでてくるお話がお友達から届きました。

またまた、Pさんからの素晴らしい物語のプレゼントです。皆さんとシェアしたいと思います。

絵のない絵本「ビーチグラスウェディング」

このお話は自分の息子がまだ今の身長の半分位の頃の思い出がもとになっています。

Pさんと自分と息子の男三人で散歩した夜、秩父にある大きな吊り橋の上でしりとりをしたり、電灯に集まってくる虫を捕まえたりしながら歩いた思い出がこんなお話になりました。

絵のない絵本ですのが、秩父の夜の雲海を描いてみました。

お話のなかで一番印象に残った部分はここです。

「ねぇ、チョコちゃん。なんか、透明な巨人がいてさ、本当は、このハープを
鳴らしてるんじゃないかなぁ? でも、透明だからさ、音も巨大な透明なんだよ……」

あの夜、散歩をしていた僕たち三人は、聞こえない巨大なハープの音に包まれていたのかもしれません。

あの夜、目に見えた色や光、聞くことができた音、それ以外にも無数のストーリーが同時に同じ場所で起きていたのかもと。

三人はあの時、三人で在りながらも、同時に、一旦ひとつになり、二手に別れ、お話の中の二人としてそこで巨大で透明な音ってどんな感じかな?って想像していた。んだと、イメージしながら楽しく読ませていただきました。

ソイ家の大切な宝物がまた、ひとつ増えました!

Pさん、本当にいつもありがとうございます!

お話しに合わせて、石の色を変えてみました。

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