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その分厚い可能性

大量の積み木の制作で新作が作れないこの季節、帰宅後のタブレットでのスケッチがだんだん習慣となってきました。

紙もいらない、絵の具もいらない、場所もいらない。必要なのは時間とアイデア。

紙や絵の具や水、筆といった素材がすべて省かれてしまっているため、その質感はすべて目で捕まえることになります。

大きな利点と欠点を踏まえ、それでも好奇心を持って突き進むとき、新しいこの道具と今という時代が自分の中のできることのひとつを指し示してくれます。

「夜は液体」

太陽が沈むと
タンポポの葉の裏と表
ビルとビルの隙間
海面から空の星の瞬きまでを
夜は浸していく

ひんやりとした触っても
濡れることのないその液体は
すべてを浸し、そこを夜とする

そんな在り方をかっこいいなと
思うのは、自分自身の中心の
在り方もたぶんそれとよく似た
仕組みになっているからかも
しれない

何ができるか?わからないまま、進めばいい。全く安心して、現れてくるできることの一つ一つを丁寧に拾っていけば、やがて全体が見えてくる。その時、すべては消えて楽しむことだけがそこにある。

人が夢中で楽しんでいるその様子とそこから生まれたものは人々を楽しませるパワーを持っています。強い楽しみは伝染します。だから、一番楽しいと思うことを思う存分やる時間を持ちましょう!自分と自分に関係するすべての生き物のためにも。

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