見出し画像

ジュエリーはその人そのもの。(花びらパール、小いさめ。)

先日、オーダーいただいた花びらパールピアスができあがってきた時のお話です。ご依頼いただいた際に、サンプルピアスをご自宅にお送りお試しいただき、実際のパールもいくつか一緒にお送りしました。
すると「もっと小さめのパールで出来ますか?」とリクエスト。
出来上がったのが今回のピアスです。

窪やん花びらパール②-1

想像以上に可愛く仕上がっていて、正直、少し驚く。
というのは、私自身この花びらパールの美しさや楽しさ、魅力は、この大きさにある、と勝手に思い込んでいたところがあり、小さいパールでつくるのは少し勿体ないな、とどこかで感じていたからです。
それでも、着けるお客さまのお好みや雰囲気、お人柄を伺い、その方に似合いそうな小さめパールを選びました。特別なピースです♪

出来上がったピアスは、繊細でどこか恥ずかしそうにパールが揺れて動きます。オーダーいただいたお客さまの印象と重なって、なんだかとても嬉しい。貝殻のようにも見える、ひとまわり小さい花びらパールの内側には、さり気なく、でもしっかりとダイヤモンドが輝いていて、凛とした印象。  率直に美しい。

きっとこのピアスを着ける方は、奥ゆかしくて、チャーミングな方。   自分に似合うサイズ感や好みをしっかり持っていらっしゃる素敵な女性なのだと確信して、また嬉しくなってしまった。

15年以上この仕事をしているけれど、未だにお客さまに教えていただくことが本当に多い。最初にこのピアスをつくろうと考えた時の自分のイメージとは違うのに、着ける方の要素が加わることで、違う美しさも引き出されることに驚いている。

これがジュエリーの面白さ。着ける人、選ぶ素材で、同じデザインであっても、全く違う表情をみせてくれ、ジュエリーは「その人そのもの」になる。

自分そのものを身に着けられる、ジュエリーは本当にいいな。
そんなことを感じた花びらパールピアス、
こういう出逢いがこれからもたくさんありますように。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?