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共同創業者と事業アイデアを評価する方法

起業の際、共同創業者と複数の起業アイデアの中から、どのアイデアを選ぶべきか、議論がまとまらない時があります。

そんな際に利用できる、科学的にその効果を証明された、起業アイデア決定方法をここで紹介します。

  1. 起業アイデアの評価項目を定める。

  2. それらの評価を、お互いに見せ合わずに、まず評価する。

  3. お互いの評価の点数を見せ合う。

上記の3ステップをひたすら繰り返す、という意思決定の方法です。

1.起業アイデアの評価項目を定める。

上記のnoteで紹介した5つの評価項目を使って、複数のビジネスアイデアを評価します。

直感で「この起業アイデアで起業しよう!」と、決めてはダメです。

上記のnoteで紹介してる、適切な評価項目で起業アイデアを評価しましょう。

2.評価を、お互いに見せ合わずに、まず評価する。

上記の本で、意思決定の質を左右する「カスケード効果」について紹介されています。

情報カスケードとは大勢の人が順番に前の人の選択情報を参照しながら判断する場合に、自分自身の持つ情報に基づかず、多数派の選択肢を選ぶ傾向のことを指す

ダニエル カーネマン,オリヴィエ シボニー,キャス R サンスティーン. NOISE 上 組織はなぜ判断を誤るのか? (Japanese Edition) (p. 145). Kindle Edition.

つまり、他の人の評価を見てしまうと、知らないうちにその評価に影響を受けてしまい、客観的な判断ができなくなります。

なので、『評価を、お互いに見せ合わずに、まず評価する。』が重要です。

3.お互いの評価の点数を見せ合う。

共同創業者の全員が、1のリストで、全ての起業アイデアを評価し終わったら、それを皆で見せ合いましょう。

そして、なぜその点数にしたか、共同経営者全員で議論しましょう。

これを何回か繰り返すと、直感で意思決定するよりは、客観度の高い意思決定が可能です。

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