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起業の事業は「誰の、何を、どのように、なぜ」で他人に説明する

私は田端大学というオンラインサロンのMVPを獲得しました。そして人として更に上を目指し、起業家の立場から起業家希望者向けに実践的なノウハウを届けたいと思い、noteを連載中です。

結論、会社の事業を他人に説明するときは、「誰の、何を、どのように、なぜ」で表現しましょう。

この4視点で、大体の人が知りたいことを網羅できます。

例えば当社の場合、

誰の:宿のオーナーというお客の

何を:キャンセル料が取れないドタキャンを

どのように:当社のアプリで解決する。

なぜ:なぜなら、当社の創業者3人が、宿を経営中に年間200万円のドタキャンに苦しんだため。自分の問題を解決するため、自社で解決策であるドタキャン防止アプリを解決した。

と表現します。

説明する機会はあなたのご家族、友達、配偶者、そして金融機関やVCの投資家などです。そして、採用や創業者の仲間を起業に誘うときも「誰の、何を、どのように、なぜ」でまずは事業を表現しましょう。

この時、難しく説明してはだめです。

例えば、「ドタキャンを防ぐアプリには、PCIDSS認証を取得してて、世界最高のセキュリティを備えてるのが強みです。」などと言っても、相手は「PCI..???」となり、相手の心のドアが閉じてしまいます。

あと、長い文章もだめです。最長でも15秒で話せる60文字です。15秒のエレベーターピッチと呼ばれる長さです。

特に投資家と話すときは、相手はちょっとでも理解できないと、心のドアを閉じてしまいます。

故に、可能な限り優しい語彙を使います。

目安としては、80才以上の人が聞いて分かる程度の語彙を使います。

あなたが誰かに「誰の、何を、どのように、なぜ」の起業の事業内容を説明する前に、80才以上の元気な高齢者に説明してみましょう。高齢者がすぐに分かれば合格です。

ところで、この「誰の、何を、どのように、なぜ」の中で、最も重要なのは、「何を」です。これは、顧客の抱える真の問題です。

この真の問題を見極めることができたなら、あとは既存の実現できる技術でその問題を解決できるかを考えます。

もし、あなたがある起業に値するかもしれないアイディアを思いついたとします。

その際、この「誰の、何を、どのように、なぜ」は自問自答に使えます。

いきなり、「どのように」に当たるアプリなどのプロダクトは作らないようにしましょう。

「何を」があなたの心にしっくりきたら、「なぜ」も考えます。なぜが曖昧だと、あなたが何年もやる気を保つのが難しい。「なぜ」を考えると「ワクワク」してくるアイディアが理想です。

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