起業家が簡単に自分のビジネスを説明する方法【who what howで説明】
起業家としてビジネスを明快に説明するためのフレームワークには、エーベルの三次元事業定義モデルがあります。このモデルは、デレク・エーベル教授によって1980年に提唱され、事業ドメインを定義するためのものです。
エーベル教授は、事業を定義するための3つの軸を提唱しました。それは「提供された顧客グループ」「提供された顧客機能」「利用した技術」で、これをわかりやすく言い換えると、「事業の対象となる顧客」「満たされるべき顧客ニーズ」「ニーズを満たすための技術」となります。
これらの3つの軸から、事業ドメインに関して3つの問いを立てることができます。それは「WHO:その事業の恩恵を受ける顧客は誰なのか?」「WHAT:その事業で満たすべき顧客ニーズは何なのか?」「HOW:その事業はどんな技術によって実現できるのか?」というものです。これらの問いの答えが明確になれば、事業ドメインを定義したと言えます。
具体的な例を挙げると、「業務用精密機器の輸送が主力事業の運輸業者」の場合、WHOは「業務用精密機器メーカー」、WHATは「製品を購買者に早く・安全に・確実に届ける」、HOWは「物流システム、物流ネットワーク、梱包ノウハウ」になります。
これらの要素を明確にすることで、起業家は自社のビジネスを明確に説明し、より具体的な戦略を立てることが可能になります。
起業の業界で有名な田所さんも、以下の記事でwho what how で自分のビジネスを説明せよといっています。
上記のブログは、こちらのブログの内容を参考にさせていただきました。
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